2010/05/02

【ロシア】モスクワ



ラトビアは一泊で後にし、旧共産圏親玉のモスクワ行きの寝台列車に乗り込みました。
途中、国境を越えることになるので、深夜にたたき起こされ、パスポート見せながらいちゃもんを付けられるのだろうと、内心ワクワクしていました。
ウクライナではパスポートチェックがなぜか一番最後に回されたり、アゼルバイジャンでは最初にされたりと、周辺国ではない国の旅行者が来ると、入国管理官は大抵戸惑うことが多いからです。
0時あたりに列車はとまり、そのうちでかい帽子を被った警察らしき者たちがわらわらと乗り込んできます。
大方、ロシア人かラトビア人が乗客なのでチラっとパスポートを見ただけで、チェックが終了していました。
いよいよ日本人である私の番です。
「パスポートみせなさい。」
「はいよ。」
ビザのページを、ふむと見ると。
「うん、ありがと。OK」
はっ?、もう終わり??何の突っ込みもなく入国できてしまいました。

翌朝、無事にモスクワに着きましたが、ここがどの駅だかもわかりません。
しかも、持っている英語のガイドブックの地図の範囲外、あたりはキリル文字で発音すらおぼつきません。
駅前のバス停にいた、OLらしき姉さんに英語で、
「すんません、赤の広場に行きたいんすけど。」
と、地図を見せながら話しかけると、
「どれどれー。地下鉄で行けるわ。路線図あげる。」
と、かなり懇切丁寧に教えてくれました。
うお、英語しゃべれるし、ロシア人意外に親切じゃありませんか。

赤の広場では、近々ある戦勝記念日という祝日のお祝いムードで、横断幕が掲げられていたり、観客席が作られていたりしていました。
うーん、第二次世界大戦の敗戦国である日本人にとっては、複雑な気分です。

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モスクワ行きの列車で一緒になったラトビア人たち。ウォッカ飲みまくりだったな。ちなみにこの寝台列車、布団・枕の貸し出しがなかった。インド以来のサービスの悪さだ。


ついに来ましたロシア。会いたかったぜ大統領!って、プーチン?ゴルバチョフ?どっちにも似てねーな。


今日はメーデー。赤の広場に向かう途中、ロシアングッズを売っていた。その帽子、似合っているぜ。


行く手には、大量の警官がいてなんか物々しい雰囲気だぞ。その帽子、でか過ぎるぜ。


赤の広場。旧共産圏の連中は「黒」が好きだが、本家のロシアも予想通り「黒」服尽くめだ。


でた!よくモスクワの写真で見る、ヘンテコな造形の教会、ポクロフスキー聖堂だ。この奇妙奇天烈さに興奮してきたぞ。そのドームのブツブツとかヒネリとか縞模様とか、テーマパークのようだ。


先端部をドアップで。頭の中のどこを通って、こんなデザインが思い浮かんだのか不思議なもんだ。


クレムリンに聳える教会。もう、スライムにしか見えなくなって、笑いがこらえ切れないっす。


オヴォデヴィッチ修道院。スライム尽くし。


おいおい、白昼堂々と落書きか。幼稚な奴だ。


旧共産圏の御多聞に漏れず、基本的に建物はでかい。こいつは旧KGB本部。プーチンもここの出身だ。


道もでかい。思いのほか発展しているし、そこそこ綺麗だ。


こういう巨大建造物がモスクワには7つあるそうな。どうしてもこういうセンスは好きになれないなー。


グム百貨店の中で、なにやら撮影をしていた。ほう、と思って写真を撮ったらいちゃもんつけられた。だったら、ここでやるんじゃねーYO!


こっちでは、なんでもピクルスにしちゃうんだなー。


ロシア土産の定番、マトリョーシカ人形じゃん。くまのプーさんよ、そこにいるのはマズくないか?

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