2010/09/28

【ザンビア】ルサカ



ダル・エス・サラームからザンビアのカピリ・ムポシという中途半端な街まで、約1800km、2泊3日の長い列車の旅が始まりました。
列車はコンパートメントになっていて、2等車は6人ベッドという、中国やインドで見かけるタイプです。
確かによく見ると列車は所々漢字の表記があり中国の中古車でした。
意外にも乗客は少なく、食堂車がついていて、そこそこ快適そうです。

途中、国立公園を通るということで、運がよければ動物が見られるとのことです。
食堂車でボサっと外を眺めていると、乗務員が、「キリンが見えるぜ」と窓の外を指します。
おおー、本当にキリンがいるじゃありませんか。
その後も、目を凝らして流れいくサバンナの景色を見ていたのですが、乗務員のアドイバスなしにはなかなか動物は発見できません。
結局、ケニアのサファリで見られなかった、ゾウをちらっと見ることができたほか、シカ系の動物を見ることができました。

初日の動物見学を終えてからというもの、単調な景色に飽きて、ほとんど寝てすごしていました。

列車は遅れに遅れて、定刻より6時間押し、20時ころにカピリ・ムポシに到着しました。
ここから、首都のルサカに移動するのですが、またまた面倒なことになりました。
駅で待ち構えていたバスに乗り込んだのですが、なかなか出発せず、乗客のアメリカ人が声を荒げる始末です。
確かに、列車の乗客は既に降りきっているので、これ以上バスに乗り込む人はいません。
どうにかドライバーを説得して、ようやく22時ころにルサカへ向けて出発、到着は午前2時になってしまいました。
深夜に街中を歩くのは危険ということで、しかたがなくバスターミナルで夜を明かすことにしました。
しゃーないなと思い、アメリカ人とタバコでも吸おうとすると、「おい、ここは禁煙だ!」といきなりヌーの様な顔の婦人警官がどやしてきます。
はぁ?と思って見上げると、バスターミナルの交番の真ん前でした。
そのまま、交番に連行され、「罰金を払うか、この拘置室に入るかのどちらかだ」といいます。
普通なら、厳重な注意とか説得とかがあるはずですが、ヌーの婦人警官は頑として聞きません。
拒否し続けていると、どこからかおばちゃんが入ってきて、何かを泣きながら訴え始めました。
もう、こちらの相手をしてられん、といった感じで、近くにいたおっさん警官のお叱りだけで、開放されました。
うーむ、初っ端からザンビアの印象は最悪です。

翌日、ルサカの街を歩いてみましたが、これまで訪れたアフリカの首都の中では小さくて地味です。
とはいえ、人はなかなかいい奴がいて、「おー、日本人か。JICA(国際協力機構)には世話になった。街をきれいにしてもらったぜ。」とか、「日本のテクノロジーはずげーよ!」などお褒めの言葉を頂戴し、多少ザンビアへの悪印象が回復しました。

お次はビクトリアの滝に向かいます。
今は乾期ということで、肝心の水量の方が気になります。

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すっげー人が並んでるダル・エス・サラーム駅。ちゃんと整列しているのは、中国やインドと違うところだな。


車は乗れないっすよ。


「世界の車窓から」タンザン鉄道編、をお送りします。


はて、動物はいるかしら?牛は見飽きてるんだよなぁ。


列車に手を振る子供たち。


サバンナの低木や草原から、広葉樹林っぽい景色に変わってきた。


食堂車。結構お安く食事ができるし、混んでないし、快適だった。


沈み行く夕日。動物は残念ながら写真に収められず。ゾウが見られたのは収穫だったな。


ようやく辿り着いた、ザンビアの首都ルサカ。予想はしてたが、とほほな感じだ。


ザンビアに入ってからというもの、ヅラを付けた女性が増えたなー。あからさま過ぎて、それどうよ?と思ってしまうな。


生意気にも、バスターミナルでは禁煙…背伸びしやがって。


生意気にも、スーパーの商品が超充実してる…南アフリカの資本が入ってきているそうだ。


「Tokyo」と書いておきながら、そのハングルは何だ?


楽しさが伝わりにくい、パクリ系のペイント。ルサカは1日でおさらばっす。

2010/09/22

【タンザニア】ザンジバル





ぼーっと、1週間ほどザンジバル島に滞在しています。

結構ナメてかかったていたのですが、ビーチのレベルは結構高いです。
砂の粒子はかなり細かくて白く、海の透明度が高いのでとてもきれいですが、遠浅が1km程続くうえにウニが大量にいるので泳ぐのには適していません。
その辺にいる漁師らしきおっちゃんに頼めば、沖まで連れて行ってくれて、シュノーケルや釣りを楽しむことができます。
エチオピアを底辺として、発展具合や民度も上がってきていて、島のローカルなところに行くと、「ジャンボ!こんにちは!(日本語です)」と挨拶を交わしてきます。

ザンジバル滞在中に誕生日を迎えました。
去年は中国とベトナムの国境で独りで過ごしましたが、今は日本人旅行者と同行しており、ビーチ沿いのレストランで祝ってもらうことができました。
ありがとうございました。

この後は、タンザン鉄道でザンビアに向かいます。

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ナイス・ビーチ!湿度も低く、かなり過ごし易いっす。


ジャンビアニ・ビーチはかなり遠浅、2,3km先で波がブレイクしているのが見える。これじゃちょっと泳げないなー。


帆掛け舟を貸切にして、沖に出てみることに。頼むぜ、おっちゃん。


まずは釣りをしてみたんだが、これがなかなか上手くいかず。針と糸だけの仕掛けだが、おっちゃんは結構釣れてるんだよな。結果、日本人3人は0匹、おっちゃん5匹。そのあとシュノーケルで海底を探ってみたが、ちらほら魚が見られる程度。他はウニばっかりだぜ。


ウニ大量。こいつ身が入ってなくて食えないんだよな…久しぶりにウニ丼でも食いてー。


村の風景。家の壁や柵は、珊瑚の化石を砕いて固めて作られている。


ジャンビアニの夕焼け。背の高いヤシのシルエットが南国らしいっすね。


ザンジバル島はストーンタウンという、世界遺産に登録されている街がある。アラブ人による奴隷貿易で栄えたのだ。


細い路地が多く迷路のようになっている。白い街並みがなかなかいいっすよ。土産屋も充実してまっせ。


驚嘆の家。昔、スルタンが住んでたらしい。


奴隷市場跡の像。これだけじゃちょっと伝わらりづらいが、奴隷売買なんてヒドイことしてたんだなー、と再確認。


その近くに立てられた、アングリカン・チャーチ。


ストーンタウンの路地で遊んでいた子供。


カメラに気づいて近づいてきた。「うへへー」といいながら、カメラのレンズ触ってきた。上手く撮れないじゃねーか、近寄りすぎだっての。


この旅に出て2回目の誕生日。日本人旅行者に祝ってもらいました。ありがとうございやす!


海に沈む夕日。いやー、ええとこやった。いいじゃない、ザンジバル。

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※安宿情報
Malaika Guest House

2010/09/15

【タンザニア】ダル・エス・サラーム



タンザニアの首都、ダル・エス・サラームにきました。

ここは特に見所なく、ザンジバル島へのフェリーが出ているだけです。
ナイロビに比べると治安はよさそうで活気もありますが、旅行者の情報によると、強盗がよくでると聞きました。

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泊まった安宿(YWCA)の敷地内に幼稚園があったので、ちょっとお邪魔することに。


レゴで遊んでいたのだが、みなさん結構シャイで話しかけてもあまり反応がないっす。ナイスなヘアスタイルっすね。


と思ったら、カメラを出すと興味津々。わらわらと集まってきた。子供はそうでなくちゃな。


ダル・エス・サラームの市街地。特にときめくものはないっす。意外とアフリカって過ごしやすい気候だ。


ザンジバル島へのフェリー。久しぶりのビーチリゾートに心躍るぜ!

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※安宿情報
YMCA
India Street and Upanga Road | Opposite of Holiday Inn Hotel, Dar es Salaam, Tanzania

2010/09/14

【タンザニア】モシ



キリマンジャロ山の麓の街、モシに来ました。

キリマンジャロ登山のベースになる街なので、宿や旅行会社が多いです。
登頂までは1000ドル程かかってしまうので、登山は諦めました。

せっかくなので、拝んでいきたかったところですが、2日間の滞在でキリマンジャロ山は雲に隠れて見れませんでした。

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モシの中心にある時計塔。キリマンジャロ山以外、特にみどころありまへん。とはいえ、土産屋、銀行、カフェとか一通り揃ってます。


道端にいたトカゲ。


タンザニアは日本の中古車が多い。ペイントをそのまま使ってるので、バスには○○幼稚園とか○○旅館とか書いてある。


マーケットで爆睡するおっちゃん。


こじゃれたカフェ発見!キリマンジャロ・コーヒーっす。なかなか美味いじゃないか。


タンザニアはオーダーメイドが主流のようだ。道端にミシンを出して、その場で作ってくれるみたい。基本的におばちゃんの体型が太すぎるんだよなー。


あ゛ー、結局、キリマンジャロ山見れず…しゃーない、次の街に移動しますわ。

2010/09/11

【ケニア】マサイマラ国立公園





ナイス・サファリでした。

1泊2日の超短期日程を組みましたが、マサイマラ国立公園は動物数も種類も多いので、満足することができました。
詳細は写真にてコメントします。

お次は、キリマンジャロを眺めに行ってきます。

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ツアーガイド兼ドライバーのジョセフ。「エヘッヘッヘッヘ~、エヘッヘッヘッヘ~」と1分毎に笑う、陽気なおっちゃんなのだ。よろしく頼むぜ!


グレートリフトバレー(大地溝帯)。ここを突っ切った、その奥にマサイマラ国立公園があるのだ。


グレートリフトバレーの底を突っ走る。


国立公園入り口あたりにある、マサイ村に訪れることができる。まずは、ひたすらジャンプする踊りで歓迎だ。


火を起こす実演もしてくれる。結婚するにはライオンを短剣と槍だけで倒さなければならないと言っていた。戦闘民族マサイ族。


女性も踊りを披露してくれる。


マサイ族の子供たち。顔についているハエはうざったくないのか?


いよいよ、ゲームサファリ開始だ!バンの天井が大きく開く様になっていて、そこから外が見られるようになっているよ。


バッファローの群れに遭遇。日本人7人と行ったのだが、動物が姿を現すたびに、「うぉー、すげー」の大合唱。写真撮りまくり。


とにかくジョセフの視力には驚かされる。遠くの茂みを指して、あそこにライオンがいるぞ、と教えてくれるのだが我々には点にしか見えないのだ。伊達に十数年もガイドをやっているわけじゃないんだなー。


ジョセフの大胆な行動にも驚かされる。動物にはあまり近づかないようにして、遠くから眺めるのが基本なんだが、時には寄りまくりの大胆かつ御法度な行動にも出てしまう、サービス精神旺盛なジョセフ。「写真撮れたか~?えへっへっへ~。」


サバンナの日の出。


動物図鑑ではないので、すべての動物のコメントは控えるが、結構満足できる種類の動物が見られる。アルバムにはアップしているので興味のある方はどうぞ。


ニコンD3 + 400mm F2.8 + テレコン×2 という、100万円以上する夢のような装備で写真を撮っていた外国人。この人、プロっすね。今回は見逃すことはないといわれているアフリカゾウが見られなかっただけで、大体の動物に会うことができやした。満足っす!