2011/04/29

【アメリカ】シカゴ



バスに揺られること19時間、アメリカ第三の都市シカゴに来ました。

ホステルにいた台湾人のおじさんが異様に親切で、こっちの方がいいからと言って、ベッドの交換をフロントまで言いに行ってくれたり、シャワーやランドリーの場所を案内してくれたりと、親日国家の恩恵を受けました。
そういえば、今回の震災の義援金額も台湾が最も多いようです。

シカゴは人も多く地下鉄も走っており、さすがにデンバーより都会です。
ラスベガスを出てからというもの天気が悪く、シカゴでも雨がちらつき、おまけに寒いので観光意欲が低下します。
これといって書くことがないので、写真アップ中心です。

お次はアナーバー。
大学時代の友人が住んでいるので訪ねる予定です。

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CHICAGO!!


シカゴといえば、ブルースとブルズだ。



都会っすね。中心部は摩天楼が所狭しと建っている。しっかし、寒い…曇っているし、たまに雨はちらくつしで、シカゴの春はまだまだ先のようだ。


電車が高架を走っている。シカゴは高層ビル群が有名だが、香港の方が密度・量ともに遥かに上で、そんなに言うほどでもないと思うけど。


この当たりは金融街ですな。道は他のアメリカの都市と比べると狭いし、人も多いし、雰囲気は東京に似ているかも。


ふらふらしていたら、貨幣博物館なるものを発見。お札の肖像になれる…がその髪型は遠慮したい。あ、ちなみに今度100ドル札は新しくなって、ちょっとカラフルになるぞ。


ミリオンダラー・ベイビー★


アメリカでも有数の所蔵量を持つという、シカゴ美術館に来てみた。


「パリ、雨の日」に見入る人々。ここ、なかなか広いっす。ピカソとかルノワールとか、有名人の絵画もたくさんある。


「ゴッホ自画像」。久しぶりに名画のある美術館に来てみたが、ルーブルを始めエルミタージュ、プラドなんかも見てるし、感動が薄かった。元々芸術の素養がないし、しょうがないかな。


発展途上国ではよくお世話になっていたマクドナルド。実はシカゴが発祥だったのだ。こいつは50周年記念店。


マクドナルドと歩む歴史…的なパネルがあったりして、広く作られている。残念ながら特別メニューなんてものはなかったな。


ユニオン駅。ゆとり世代諸君は「アンタッチャブル」という映画なんて知らないであろうが、この駅は実際の撮影で使われたのだ。見たことある人は、ピンときたはずだ。


ここっすよ!乳児が乗った乳母車が階段から落ちるのを、ケビン・コスナーがカポネ一味と撃ち合いながら追っかけるが追いつかず、その間に弾が無くなってしまい、すかさず走ってきたアンディ・ガルシアが銃をケビン・コスナーに投げつつスライディングで乳母車を受け止め、かつギャングに狙いを定めているという、息を飲むシーンの現場っす。


やはりシカゴの夜はブルースだろ。Soulfulな歌声が夜道に漏れ、ノリに乗った観客もこらえ切れず踊り始めているではないか。


といってみたが、ブルースの素養は全くない。要はカッコつけて言ってみただけだ。とはいえ、黒人のおっちゃん達が渋い歌声を披露していて、なかなかよかったっすよ。こんな感じでシカゴ終わり。アメリカ、物価が高いので駆け足になってしまうわ。

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※宿
H.I. Chicago Hostel
24 East Congress Parkway, Chicago, Chicago

2011/04/27

【アメリカ】デンバー



アメリカ山岳部の街、デンバーに来ました。
ラスベガスを出てからというもの、ロッキー山系に入って標高が上がり、また緯度も上がったのでかなり冷え込んでいます。

デンバーでの滞在目的はロッキーマウンテン国立公園のトレッキングでしたが、まだシーズンではないらしくツアーも組まれていないということでした。
ロッキーじゃなくてもいいか…と思い、別のツアーに参加してみたのですが、これまたトレッキングツアーではなく、デンバー近郊のゴールドラッシュ時代の街を訪ねるというものでした。
気合を入れて行ったもののユルイ感じのツアーで拍子抜けしましたが、一昔前のアメリカの映画に出てきそうな街はなかなかきれいで、これはこれでよかったかなと思います。

お次はシカゴです。

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ロッキーマウンテンのツアーはまだやっていないってことで、近郊の山のトレッキングツアーに参加してみた。まず訪れたのはレッド・ロック・パーク。


赤い岩の造形がなかなか珍しい。この白い車はツアーバス。参加者は私を含めて4人と少ない。


まぁ、まだ寒いしシーズンじゃないからね。公園散策とはずいぶんまったりしたツアーだ。


赤い岩に囲まれたスタジアムもある。夏になるとここでコンサートを催すんだそうだ。


結構な有名人がここで演奏したらしい。ビートルズも来たよ。


公園を去って、ロッキー山系に入った。雪なんてウシュアイア以来、久しぶりだ。


車で小一時間、ブリッケンリッジという街までやってきた。この辺は、ビッグホーン・シープがいるらしい。雪山トレッキングって結構大変そうだ。


なんて思いながら、昼メシ食いながら改めてツアーのパンフレットを見ると…もしかしてこれトレッキングツアーじゃない?!そういえばツアー同行者ファミリーは軽装で来ているし、ものすごく愉快なガイドのおじさんもトレッキングの装備なんてしていない。


「The Ultimate Mountain Trip」って書いてあるから、てっきりワシぁトレッキングだと思っただよ。これはコロラドで有名な銀鉱の街を訪ねるってことか…


ってことで、かつて鉱山で賑わった街に来ることとなった。19世紀に建てられたヴィクトリア調のきれいな家がたくさんある。


昔の映画に出てくる街並み。


雑貨店もレトロだ。トマトと豆の缶詰。こんな感じでめちゃめちゃ平和に終わったツアーだった。コロラド州は西部時代の雰囲気も楽しめるし、その他、スキー、温泉、夏はトレッキングと実はアクティビティがたくさんあるのだ。でも車がないと無理っす。


デンバーに帰ってきた。中心部は高層ビルが建っていて近代的だ。


目抜き通りは綺麗に整備されているし、無料のシャトルが走っているし、なんつってもゴチャゴチャしていないのがいい。街のあちこちに教会があり、住宅地はかつて建てられたヴィクトリア調の屋敷なんかも残っていて、なかなか小洒落た街なんすよ。


暇なんで、デンバー美術館に来てみた。ネイティブ・アメリカン・アートが有名らしい。


インディアン系の展示に興味を惹かれた。インディアン、実際見てみたかったなー。その他、現代アートとか歴史的な絵画なんかも展示されている。


これはおかしいだろ…作者は台湾人だった。こんな感じでデンバー終わり。雨降ったりして寒いし、ちょっと来る時期が早かったかも。「この次も、サービスサービスゥ!」

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※宿
Denver International Youth Hostel
630 East, 16th Avenue, Denver

2011/04/23

【アメリカ】ラスベガス



ロサンゼルスを抜けて、バジェット旅行者に最もふさわしくない街、ラスベガスに来てみました。

ラスベガスはご想像の通りかなりギラギラしております。
その割には安いホステルがあるのでお金がなくても、そこそこ遊べる感じです。

アメリカは郊外にショッピングモールやエンターテイメント施設が広く点在しており、しかも公共の交通機関があまりないので、その辺りはレンタカーを利用しないと不便です。
また、基本的に住宅は平屋が多く街が大きく作られており、基本自家用車で移動しているので、繁華街を抜けると歩いている人がほとんどいません。
グランドキャニオンはバスで行ける事は行けるのですが、時間がかかってしまうので安いツアーで行くことにしました。
様子は写真の方でご覧いただくとして、南米に負けず劣らずアメリカの自然もかなり見ごたえありだなと思いました。

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はいー、来ましたラスベガス。ここは最も栄えているストリップという地区。


各ホテルは客寄せのため色んなテーマのアトラクションを用意している。こいつはニューヨークがテーマ。


ピラミッドとかね。おおすげー、とは思うんだけど、アンコールワットとかギアナ高地とかみたいに、心底感心するってことはない。


普段賭け事をやらない俺もやってみっかなーと思いカジノに入ってみた。ここで天使と悪魔の葛藤が…
悪魔:「せっかくラスベガスに来たんだから、一攫千金狙っちゃえよ。ラグジュアリーな旅行者になりたいんだろ。」
天使:「あのバブリーな建造物見ただろ。あれは浮かれた馬鹿共から巻き上げた金で作ってんだぜ。トランプゲームやサイコロ投げに無駄金使うことはねーよ。」
なるへそ、天使の言うとおりじゃないか。とふと我に返った。


前回のブログで散々煽っていたくせに、テーブルの前まできてゲームを辞めてしまった。今更1人でポーカーやらルーレットやってもね。何人かいたら楽しいかも。


というわけで、再び人工物のジャングル観光。まーとにかく人多いっすわ。欧米系が多数を占めるなかで目立っていたのは中国人。インド人もいてサリーを着たおばちゃんもウロウロしてたな。日本人は…1組カップル見ただけかも。


このホテルのテーマはパリ。エッフェル塔やら凱旋門があった。こんな感じでカジノホテルやレストランが6kmくらい渡って林立している。


ファッションショーというショッピングモールの外観。カジノでテンションを上げ、ショッピングで物欲を満たし、ビュッフェで飽食、夜はサーカスやマジックなどのショーで悦楽に浸るのがラスベガスの楽しみ方の基本だ。


ダウンタウンエリアに来てみた。こちらは昔ながらの的なカジノ街っすね。ネオンサインが懐かしい感じだ。


アーケードの天井はLEDスクリーンになっていてなかなか派手な演出。こぢんまりしているが、ステージやパフォーマーが盛り上げてるぞ。


再びストリップ地区に戻ってきた。夜は夜で、ギラギラライトアップ、火山噴火ショーやったりして、もう黒山の人だかり。


無料ダンスショーもあるよ。あ、明日は早朝からグランドキャニオンに行くんだった。そろそろ宿に帰ろかな。


個人でいくと面倒なので、宿でバスツアーに申し込んだ。グランドキャニオンに行くついでに、フバーダムという所に寄った。ラスベガスを出ると、周りは不毛の大地っす。


休憩がてら寄った、ウイリアムズという街。ルート66では古き良き的なアメリカ文化に触れられるらしい。


ネイティブ・アメリカンな土産もあるよ。


昔のコカ・コーラの広告。レンタカーだったらこの辺もゆっくり回れたんだろうな。


ラスベガスを出て5時間、やっとこさグランドキャニオンに到着。世界遺産。


ぶぉー、こりゃ凄いっすね。ビューの広さとユニークな大地の造形が素晴らしい。


4000万年前から始まった、コロラド川の侵食によって創りだされた景観。剥き出しになった地層とピラミッド型に削られている大地が見える。


断崖まで行けますよ。サウスリムということろが一番有名だが、これはグランドキャニオンの一部に過ぎない。ヘリコプターで回ったりするアクティビティもある。


ええですなー。


川によって今でも侵食されている。落差は1200mだそうな。谷底を歩くツアーもあるんだけど、時間と金がないっす。トレッキングしたかったなー。また5時間かけてラスベガスに戻りやす。


そうそう、ラスベガスってウエディング向けチャペルが多いっすよ。結婚式挙げている人結構見かけた。


沿道で何かを訴えていた。シリアで民主化を求めるデモやっているのは知っているけど、アメリカも介入してたの?


コンビニにあった、東日本大震災義援金の募金箱。ラスベガス、無限に楽しめる所なんだろうけど、今回はこれで終わり。次の街に行きますわ。

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※宿
Sin City Hostel
1208 Las Vegas Blvd., South, Las Vegas