2010/05/03

【ロシア】サンクトペテルブルク





実は、結構物価が高いモスクワは2日間の観光で後にして、夜行列車でサンクトペテルブルクに行くことにしました。

エルミタージュ美術館に入ろうと、中庭をウロウロしていると、
「すみません、写真を一緒に撮ってくれませんか」
と、女子学生3人が近寄ってきました。
こんなことは、イラン以来のできごとです。
「もち、いいっすよ。」
と、ロシアでこんなことが起こるとは思いもよらず応じました。
彼女たちとは一度そこで別れたのですが、1時間ほど美術館の中でウロウロしていると、ばったり再会したのです。
お互い、つたない英語でやりとりをしたのですが、どうやらモスクワの大学生でサンクトペテルブルクに旅行に来たようでです。
そんなこんなで、一緒に食堂で食事をすることになりました。
そもそも、ロシア人のマインドに興味があったので、突っ込んだ質問もしてみました。
「プーチンはいい政治なのかな?」
「彼はとてもいい男だわ。ロシアは周辺国から嫌われている。ウクライナとかグルジアとかね。」
なるほど、大学生ともなると多少の国際情勢は理解しているようです。
「そうそう、この前モスクワの地下鉄でテロがあったよね。」
「本当に怖いわ。ロシアのことが嫌いな国がおおいのよ。」
この辺は国によって各々事情があるので意見は異なりますが、少なくとも大学生の持っている感覚はその辺の国と変わらない印象でした。
生のロシア人と話せたことは、思わぬ収穫でした。

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世界三大美術館の一つ、エルミタージュ美術館だ。入場するのにエライ行列だった。おまけに寒いし、雨もちらほら降ってくるし。早く中に入れてくれ。


元は「冬宮」と呼ばれるロマノフ王朝の宮殿だ。内装も豪華でとてつもなく広い美術館。館内地図も見ないで歩き回っていたら、案の定迷った。ゆっくりみていたら、3日はかかるんじゃないか?


こいつは、ダヴィンチの「リッタの聖母」。意外とというか、かなり小さい絵だ。明暗がはっきりしていて、鮮やかな印象。最初に言っておくが、私に芸術の素養はない。


一番気に入ったのはこれ。ルノアールの「女優ジャンヌ・サマリー」。きれいっすねー。その他、ミケランジェロとかモネとか素人でも聞いたことのある巨匠の絵がわんさかあるのだ。


最も意味不明だったのはこれ。子供が描いた絵じゃねーの?奥が深すぎてついていけないっすわ。


街ではサイクリングの大会が行われていて、エルミタージュ美術館の前を疾走していた。


塔の奥にある水色の建物がエルミタージュ美術館。次の日はいい天気だった。


川側からみたとこ。


ペトロパヴロフスク要塞の入り口。こいつは空から見ると六芒星の形をしている。制服を着た少年少女が行進してきた。


尖塔の長さが、建物と同じくらい長い。写真におさまらないっす。


要塞の周辺では、まだ肌寒いのにもかかわらず、じい様ばあ様が裸になって日光浴していた。ずいぶん気がはえーな。


血の上の救世主教会。名前もさることながら、見かけも激しい。

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