2010/07/01

【ギリシャ】テッサロニキ



一旦、オフリドからスコピエに戻り、ギリシャのテッサロニキを目指しました。
夕方に列車があることをチェックしておいたので、だいぶお疲れで廃れちゃっているスコピエ駅で列車を待っていました。
ベンチでボサっとしていると、タクシーの兄ちゃんがホームまで上がってきて、
「列車遅れてるよー。2時間半も来ないぜ。ここはシェアタクシーでテッサロニキまでいこうぜ。35ユーロでどうだい?」
「マジっすか?!うーん、どうしよっかな。」
列車で行けばテッサロニキに着くのは深夜になるし、タクシーは高いし、今日テッサロニキに行くのは諦めることにしました。

次の日は1時間遅れで列車が来ました。
列車は乗客が少なく、乗り心地のよいコンパートメントだったので案の定爆睡していたのですが、途中で乗客がぞろぞろ降り始めました。
なんのこっちゃと思っていたら、おばちゃんが現れて、
「列車はここまでよ。バスに乗り換えて。」
どうやらここは国境の町のようで、私のような旅行者もぞろぞろと降り始めました。
わけわからので、近くにいたマケドニア人の兄ちゃんに聞いてみると、
「なんでバスに乗り換えるの?テッサロニキまでいくんじゃないの?」
「ギリシャは金がないみたいよ。EUから借りたお金を返さなきゃいけないんだ。」
ギリシャの経済破綻の影響がいきなり現れるとは…
といった感じで、やっとギリシャに入りました。

宿に入るとちょうど、日本VSパラグアイ戦だったので、宿のおっちゃんと見ることにしました。
試合を見ていて気になったこととが…まったく実況とか、解説がないのです。
つまり、「ブアー、ブアー」という奇妙な楽器の音と歓声のサッカー中継です。
おっちゃんに聞いてみると、ストライキ?見たいな事を言っていました。
残念ながら敗戦…

ギリシャ経済の深刻さを目の当たりにしました。

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古代ギリシャの遺跡が、ちらほらと街に散らばっているテッサロニキ。こいつはアゴラという広場、集会所の跡だ。


そんで、ガウレリウスの凱旋門。


ロトンダとかいう、古い教会もある。


海岸通り。オサレなレスランが並んでいる。


アレキサンダー大王!ほー、かっちょいいじゃん。この人はマケドニアの人だよな。それにギリシャにもマケドニアという地名もあるし、マケドニア共和国という国名は我々もちょっと混乱を招くよな。


長い槍と盾。


本気で犬と戯れていた、というか犬になってしまった少年。たくましく育てよ。


ギリシャ人のんきだなー。こんな経済状況だが、昼真っからバックギャモンで遊んでしまう。

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