2010/04/16

【ルーマニア】ブカレスト



ブルガリアに続いて、ルーマニアに来ました。
どうも旧共産圏はカフカス(アゼルバイジャン~アルメニア)のイメージが強く、頭から離れません。

どんより胡散臭いブカレスト駅をさっさと離れて、近くのホステルに向かいました。
門をくぐるなり、「ハロー」とめちゃくちゃ明るい声が飛んできました。
こちらのホステルもソフィアと同様、若者が管理をしていてとても親切です。
ファシリティの説明から、インターネットのつなぎかたまで事細かに教えてくれました。

夜にブカレストに入ったので、ホステルの近くの食堂で夕食を済ませることにしましたが、こちらのおっちゃん、おばちゃんもかなり親切にしていただきました。
スープとパンを頼んだだけでしたが、持っていたガイドブックのルーマニア料理の写真を見せると、これも食え、あれも食えとテーブルに運んでくれます。
チーズとサワークリームのデザートは一皿分持って来て、食べきれない始末です。
挙句の果てには、そのデザートとマッシュポテトを持ち帰り用として包んでくれました。
もぉ、すんません、ありがとうございます。って感じでした。

ブカレストの見どころとしていたのは、「国民の館」です。
チャウシェスクによる独裁政治時代に建てた巨大な建造物で、中を見学することもできます。
こんなもん作っていたら、街も荒むよなぁと思いましたが、思いのほか人は親切で好印象です

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ソフィアからブカレストに向かう列車。なんか知らんが落書きだらけじゃん。10時間の長旅、気が滅入ってくるぜ。


ソフィアよりは大きいブカレストの街並み。疲れ切った建物が多いが、若者は結構明るそうだった。


取って付けたようなビル。


官公庁とか銀行とか以外の建物は、すべてキャンバス化している。独裁政治への鬱憤が溜まっていたのかなぁ。


なんで旧共産圏の駅って、明るさがないんだろ。グルジア、アルメニア、ブルガリアもこんな感じでいかにも周辺の治安が悪そうだ。


中は明るくて意外と奇麗だが、相変わらず切符売場のおばさんの態度は最悪じゃ。この辺りの年代の人はやっぱり疲労感が滲み出ている。


フードコートに寿司があった。カウンターを覗くと、練わさびとか醤油があって本格的。がっかりするのが落ちなので、これまで外国で寿司は口にしなかったが、食べてみればよかったかな。


うげ、キモイぞ!血の様に噴き出す赤い水の噴水。


独裁政治が生み出した、いかにも胡散臭いネーミングの「国民の館」と赤い水の噴水。


見えているけど、なかなか近付かない国民の館。部屋数は3000以上だそうだ。


大理石の壁に巨大なシャンデリア。中はかなり豪奢に仕上がっている。


うーん、旧共産圏臭がぷんぷんしますねぇ。


バルコニーからの眺め。ここはブカレスト唯一の観光地じゃないかと思うな。

2 件のコメント:

  1. 昨日ちょうどTVでエレナ・チャウシェスクのことやってましたわ。
    まさに、「国民の館」は彼女の対外国に対する見栄の最高潮だと。ちなみに、彼女は小学校の時に落第し、学歴コンプレックスを持つ中、権力を利用して科学者の称号を得るも、CO2が読めなくメッキが剥がれちゃったみたいだけど。。。

    関係ないけど、ゆとり教育…
    はて、成果はどうでるでしょうね~
    ( ̄ー ̄)

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  2. 最後は旦那と一緒に処刑されたのかな?
    ゆとり教育…ダメでしょうねぇ。
    不況なのにゆとりのある会社なんてないし、社会でもスピード感が求められるだろうしね。

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