2009/08/29

【中国】永定





武漢から龍眼というところまで列車で行き、そこからはバスで土楼を目指します。

龍眼についたのは夜遅かったので、駅前にあった安宿に投宿することにしました。
明日、土楼に行くべく、バスターミナルを探さなければなりませんが、どこにあるかわからず、ものは試しで、ずーっとフロントでインターネットをしている、おたくっぽい兄ちゃんに聞いてみました。
しかし、案の定英語が通じません。
こまった顔をお互いしていると、突然グーグルを開きだし、土楼への行き方を中国語から英語に翻訳し始めたのです。
おお、ナイス!これぞ「インフォメーション・テクノロジー」じゃん!
漢民族のくせに気が利いてるじゃありませんか。
おまけに、インターネットやりたい旨を伝えたら、快くやらしてもらえました。

無事、土楼に到着すると、安宿のお母ちゃんが寄ってきて、土楼に泊まりなよ、と客引きしてきます。
いいタイミングと思い、部屋を見せてもらうことにしました。
部屋は木造のボロく、土楼内にはトイレもシャワーもないとのことでしたが、別館の安宿の方で貸してもらえるとのことで、かなり値切って泊まることができました。

世界遺産になっているこの土楼は、整備されている有料の公園内にある土楼を見学するか、近郊の集落にある土楼までバイクガイドを頼むか、選ぶことになります。
宿のおかあちゃんとその息子がしきりにバイクガイドを売り込んでくるので、結局こちらを選ぶことにしました。

土楼、なかなかいいです。
今でも住んでいる現役の土楼もあり、じいちゃん、ばあちゃんが、出迎えてくれます。
円形の土楼が主流ですが、正方形のものもあり、近くの丘から土楼の群れを見渡すことができます。
これは、わざわざ見に来た甲斐があったというものです。

この夜、激しい雨と落雷があり、数時間停電しました。
なんだか、部屋の窓が壊れていて大量の蚊が入ってくるので、1泊でおさらばして、次の街を目指します。

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武漢から列車で龍眼というところまで移動し、そこから土楼のある永定までバスで行く。


土楼とは巨大な円形の集合住宅で世界遺産にもなっている。


こいつが土楼だ。土楼に泊まれるということで部屋を見せてもらったがこれがひどい…トイレなし、シャワーなしでホテルのを使ってくれと言われる。まぁ、いっか。安いし。


中から見上げるとこんな感じ。


見下ろすとこんな感じ。ところどころにお年寄りが住んでいたり、鶏が飼われていたり。あまりきれいな環境ではない。


宿の兄ちゃんにバイクガイドを頼んで、近郊の土楼を廻ってみた。円形だけではなく、四角も見られる。この丘で写真を撮っていたら急に土砂降りになった…。


宿に帰るとバイクガイドの兄ちゃんが茶を淹れてくれた。そう、ここは茶で有名な福建省なのだ!ちゃんとお茶淹れセットが用意されていてお猪口みたいな湯のみで、熱いままグビっと飲むのが作法らしい。

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