2010/10/11

【ナミビア】トゥェイフェルフォンテン



レンタカーツアーも中盤です。
とりあえず、私が見たかったところは観光が終わったので、後は消化試合といった感じです。

2日目は私が運転しましたが、それ以外はR君に運転してもらっているので、隣でナビをすればいいだけなので楽チンです。
やはり、ダート道をカローラで回るのは、結構きついものがあります。
振動がモロに伝わり、スリップやスタックの恐怖があるので、かなり気を使います。

テントで寝るのも疲れてきました。
乾燥しているためか、昼夜の寒暖の差が大きいのも、ストレスフルです。
早く終わんないかな、このツアー…。

残り、エトシャ国立公園だけです。

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ケープクロス!これ、全部オットセイ。すげー数だな。写真の左右にもさらに拡がっておりまする。


親が子供を見分けるために、臭いを発しているんだそうだが、エライ臭い。段々、気分が悪くなってきたぜ。


なんとなく、かわいいっすね。


ナミビア唯一の世界遺産、トゥェイフェルフォンテンの壁画だ。ドキドキ…


壁画といっても、石に削られているらしく、自分で探さなければならない。


こいつには何も描かれていないな…


まさか、これじゃないよな?落書きにしか見えん。


おおー、発見!なんじゃこりゃ。薄すぎてよくわからん…。これ、世界遺産にする価値あんのか?


キャンプサイトの夕日。後は、エトシャ国立公園を残すのみ。これ以上、あいつらとの軋轢が深まらなきゃいいけど。ほいじゃ、おやすみ。

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特別読切企画 ナミビア道中膝栗毛

【五章 リッチ・ガイ】

実は、私が見たかったところはこれから行く予定の、ケープクロスでめでたく終了の予定。
またこいつらがグズらなけりゃいいが…

朝、宿を出発し、R君の運転で順調にケープクロスへ向かっていた。
スワコップムントから2時間くらいで行けるので楽勝だ。
深夜まで飲んだくれていた二人は後部座席でスヤスヤ眠っている。
なんでも、街でリッチ・ガイに話しかけられて、BBQやらなんかを奢ってもらったらしい。
金に吊られただけじゃねーか。
そんなことしてんなら、ムーランドスケープいけばよかったじゃん、とは言えないなぁ。

ケープクロスはオットセイの生息地で、何万頭もいるらしい、ということでやってきた。
車から降りた瞬間、おえっー、臭え、臭すぎる…
波打ち際に大量のオットセイが、体を横たえていた。
見ごたえは十分だけどさ、ニオイがキツ過ぎるぜ。

お次はトゥェイフェルフォンテンを目指した。
エトシャ国立公園に行く道すがらなので、遠回りにもならない。
途中、二日酔いにオットセイの悪臭を嗅いで気分が悪くなったソフィーが、道端でゲーゲー吐き出した。
ほれ、言わんこっちゃない。

トゥェイフェルフォンテンはブッシュマンが書いた壁画で、ナミビアで唯一世界遺産に登録されており、Eさんの希望で訪れてみた。
はっきりいって、まったくよさがわからんのである。
岩にうっすらと動物のシルエットが小さく彫り付けられているだけで、しかもどこにあるのか岩場を探索しなければならない。

「これ、今までの世界遺産の中で、最低ランクっすわ」
「えー、うそー、それは私に失礼やわ!探すのとかおもろいやろ~」

と、Eさん少々ご立腹。
これを彫った人より、この広大で荒れた岩場の中からこの絵を見つけた人の方がすげーよ。

こういった観光地の見学は基本、ドイツ人とは別行動。
すたこらと壁画の見学を終わらせて、遅い昼食を取っていると、彼女達がどこかの観光客とキャピキャピ話しながら帰ってきた。
そちらの観光客は、これからこの周辺でゾウを探しながら、サンセットを見るといっている。
どうやら彼女達もそれに参加したいようだ。
「君達もどうだい?」
と、誘ってくるが、あいつらが行くなら俺達も着いていくしかねーだろ。
私としては、日が暮れる前にキャンプサイトを探して、テント立てて、さっさとビールと洒落込みたいところなんだが。

「どーすんの、早く決めなさいよ!」

と、我々を囃し立てる。
外面がいいってのはこういうことを言うんだな。

彼女達はちゃっかり向こうの四駆に乗り込み、カローラでサバンナの中を着いていく。
途中、小高い岩山に上ってゾウを探したが、結局足跡しか見つからない始末。
とんだ、無駄足だったぜ。

その後、トゥェイフェルフォンテン近くのキャンプサイトを探し当てて、投宿。
今日も疲れたんで、さっさと寝ますかー。

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