【パラグアイ】イグアス市

パラグアイにある日本人移住地区に来ました。

ここは観光地ではありませんが、移住者が日本人旅行者向けに安宿を提供しています。
集落は至って小さく長閑な感じですが、日本文化を味わうことができます。
すれ違う人はパラグアイ人と日系の方と半々くらいです。
中心部には鳥居があり、スーパーや農協では日本の食材を手に入れることもできます。
街には日本人会や文化会館のようなものがあり、パラグアイ人を含めた日本語教育や太鼓の競技をしたりと、移住者の方達は日本の文化を育んでいこうという雰囲気が伝わりました。
こちらは夏盛りなので、近々盆踊りをするとのことでした。

日本食に舌鼓を打ったので、ぼちぼち移動します。

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パラグアイのシウダー・デル・エステ行きのバス。ぱっと見、スペイン系はあまり乗っていない。ほとんどがメスチソっていうのかな、混血の人ばかりだ。


国境のイグアス側を渡り、ブラジル側のフォスド･イグアスに来た。おいおい、アルゼンチン側のプエルト･イグアスとは空気が違うじゃんよ。マンションもあるし歩いている人が断然こちらの方が多い。ブラジルはバス通過しただけっす。


ブラジルとパラグアイ間の国境。イースター島へのフライトの関係でブラジルはパスすることにした。ビザもいるし、なんつっても物価がアルゼンチンより高いっていうし、また今度だな。


ブラジルとパラグアイ間に架かっている「友情の橋」。それにしても、車の量多くね。


パラグアイの国境ではイミグレーションでスタンプを押してもらわなきゃいけない。が、バスは華麗にスルー。おいおい、地元民はいいかもしれないが、俺は不法滞在になってしまう。結局1Kmくらい街まで入ってしまい、のこのこと国境まで戻る羽目に。しっかし、このシウダー・デル・エステはエライ賑わいだ。アパレルやら雑貨の屋台が立ち並び、電化製品店が軒を連ねていて猥雑な感じだ。東南アジア的な匂いに少し懐かしさを感じるな。なんでも、パラグアイはブラジル、アルゼンチンに比べて物価が安いため、みなさんここに買い物にくるらしい。


目指したのは、パラグアイ、イグアス市にある日本人移住地だ。1961年からここに移住してきた。


土、赤いっす。


200世帯ほどの日系人が住んでいて、農業を営んでいるとのことだ。小生浅学でこんなこと書くのも恐懼に堪えないが、見ず知らずの土地に来て農地を開墾し、定着させ、そんで日本文化も育むって、そりゃ苦労しただろうと思う。


おぉ、鳥居じゃないの。記念にお守りでも買おうと思ったが、残念ながら社殿の類はなかった。


天皇陛下もいらしたんですよ。


移住地区は至って小さいが、まるでプチ日本だ。太鼓の音が聞こえたんで、ちょっと覗いてみることに。イグアス日本「匠」センターだ。おじゃましやす。


おー、やってるじゃないの。ここで教師をしているという方に、案内してもらった。日系3世の高校生達だ。近々、夏祭りで盆踊りやるらしい。「月が出た出た～♪」の音頭にあわせて練習をしていた。


手作り御輿もあるよ。


皆様お誘いあわせの上ご参加くださいませ。日程が合えば参加したかったな。


日本人移住区に来た、もう一つの目的を告白しよう。卑しくも小生、日本食がはちきれんばかり食いたいんであります。ズルズル…はぁ、なんで日本食って唾液がこんなにも出て来るんだろうか。


農協ではそば粉も売ってる。イグアス産っすよ。農協で移住者の方と少し言葉を交わしたが、物腰口調も日本そのものだし、小汚い旅行者にも気さくに声をかけてくれるのだ。


移住者が営んでいる宿の近くの弁当屋があるのだ。ちらし寿司とさつま揚げを購入。人参、ゴボウ、シイタケ、ヒジキ、錦糸卵、刻みのり、酢飯と完璧のレシピだ。さつま揚げはほぼ揚げたてかつジュージーで美味。早い者勝ちだぜ。こんな感じで一瞬本気の日本気分を味わえた。

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※宿
ペンシオン園田
Km.41Dto Yguazu