ラベル C02 中国 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル C02 中国 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009/09/17

【中国】香格里拉





いよいよ中国のクライマックス、香格里拉に来ました。
ここはチベット文化圏で、その辺を歩いているばあちゃんたちはチベットの民族衣装を着ています。

見所といえば、旧市街地と松賛林寺です。
旧市街地の方は御多聞に漏れず、きれいに整備されてしまっており、さらに拡張されるのではという勢いです。
レストランや土産屋の前では、民族衣装を着た姉ちゃん達が屯っていますが、もちろん「いらっしゃいませ~」的なサービス精神は露とも感じさせない、退屈そうな眼差しで一瞥してきます。
まぁ、このへんは中国的な愛嬌だと捉えることとしています。
夕方になると、旧市街地の広場ではチベット族のおばちゃんたちが、輪になってなにやら踊りだし、観光客の西洋人までその輪の中に入る始末です。
どちらかというと、日本人はありのままの生活とか家屋とかの方が好きなはずですが、西洋人はあまりその辺は頓着せず、酒が飲めて踊れる程度に観光地化されている方がお気に召すようです。

松賛林寺の方は少し市街地から離れているので、バスを使います。
偶然、ドイツ人が乗っていたので同行することにしました。
突然、受付を思われる建物前でバスが止まり、外国人はここで降りろ的な扱いをされました。
地元民はそのままのっているのになぜ?と思いつつ、入場口で料金を確認してみると、ガイドブックの倍以上に跳ね上がっていました。
ここまで来て引き返すのは癪に障るし、周りの諸物価から考えてもボッタクリな料金を払うのも嫌だし…ということで、強行突破を試みました。
建物裏手から、寺行きのバスが出ていますが、歩いてもいけそうです。
ドイツ人は律儀にお金を払ってバスに乗り込みました。
私は、まぁ、バレないだろうと鷹をくくって、ずかずか歩いていったのですが、途中の警備員にとうせんぼをされてあっけなく敗退してしまいました。
結局は正規の料金を入ったわけですが、チベットの雰囲気と周りの山々に囲まれた自然の環境はなかなかよかったです。
残念なのは、どうやら補修工事をしていて、一部が見苦しい重機が露呈していたところです。

こんな感じで、中国最終章は幕を閉じました。
来た道を昆明まで戻り、ベドナム国境の街、河口を目指します。
--

香格里拉と書いてシャングリラと読む。ここはチベット族が住む街。まさかと思っていたが、こちらもしっかり観光地化されている。


香格里拉の古城の街並み。


中国最後の観光地として松賛林寺を訪れたが、またまた入場料が高騰していた。おまけに、きれいに作り直している。


おお、チベットって感じですね。


扉の前で不敵に笑いながらガムで遊んでいた少年。中国の少年は基本マルコメである。


ここで生活をしているモンク達。気さくに写真に応じてくれた。


夜、うろついていたらシアターらしき建物を発見。ずかずか入ってみると、チベットのダンスショーが繰り広げられているではないか!ちょっと現代風にアレンジされ過ぎている気がするぞ。立ち見してても何も言われなかったので無料だった。なんだかんだ中国は10年前に比べると、めちゃくちゃ発展していた。観光産業も例外ではなかった。

--
※宿
迪慶蔵地国際青年旅舎


2009/09/15

【中国】麗江





旅行者の間でも人気の高い、麗江(中国語の呼び方で「りーじゃん」)に来ました。

バスターミナルから少し歩いて、旧市街地にあるユースホステルを目指したのですが、簡単に迷ってしまいました。
旧市街地は細い道が迷路のように巡らされており、地図を見てもどこにいるか良くわからなくなるほどです。
重いバックパックを背負いながら、半ば諦めてその辺で休むかな、と思っているときに、行こうとしていたユースではなく、もう一つのユースが目の前にありました。
まぁ、どこでもいいや、と思いながら、チェックインすると私以外誰も泊まっておらず、ドミトリーはまるでシングル状態です。

荷物を置いて、早速散歩してみることにしました。
中国でもド田舎なんですが、世界遺産の観光地として注目されたせいか、こちらもツーリスティックな雰囲気です。
とはいえ、旧市街地の規模を大きいし、家屋も白壁と石で作られていて統一感があります。
また、小高い丘の上に立っている、楼から見える灰色の瓦の街並みと、遠くに見える山並みはとても綺麗です。
そんな旧市街地ですが、夜は夜で、バーのような西洋人が好みそうな飲み屋がしっかり構えており、この辺りちょっと閉口してしまいました。

--

麗江古城は道がくねくねと入り組んでいて、まっすぐな道がほとんどない。迷うこと必至だ。こちらも観光地化されている。


イ族と思われるおばちゃんたちの井戸端会議。


昔ながらのというわけでわないが、そこそこ補修してごぎれいな麗江の街並み。地図を見ても、適当すぎてどこにいるかわからんぞー。


白壁と灰色の瓦で統一された街並み。


麗江で一番眺めのよい、楼へ登ってみることにした。


ほう、いいじゃない。楼からみた麗江の街並み。家の並びが一様でないのが特徴だ。


周囲の風景もなかなか格別。なんだったっけ?山の名前忘れた。


日本で言う絵馬といったところか。


中国ってこういうの好きだよなー。近くに毛沢東の像もあったし。こんな感じで麗江終わり。お次の街で、中国最終章っす。

--
※宿

2009/09/14

【中国】大理





ここから少数民族が住む街になります。

旧市街地のすぐ後ろには蒼山をはじめとした山々が連なり、前には洱海が広がっていて、風光明媚な街です。

ここで日本人旅行者に会いました。
彼はほとんど英語も中国語も話せないのですが、ガイドブックなし、地図なしで、上海からここまで来たようです。
彼の場合は電車の切符の買い方すら知らず、その辺にいる中国や観光案内所で、情報を仕入れ、普段は節約のため宿には泊まらず、インターネットカフェで夜を明かして来たとのことでした。
大理までは桂林で知り合った、若手の中国人旅行者に連れてきてもらった始末です。
なかなかいいやつで、憎めないキャラが面倒を見させたくなるのかも知れません。
彼曰く、「じっくりと、街を探索していきたいんですよねー。一応、世界一周したいです!」とのことですが、既に4都市で1ヶ月以上かけています。
いろんなスタイルの旅行者がいますが、彼の様なスタイルは初めてです。
サクサク廻りたい私にはマネできませんが。

--

大理はかつてバジェット旅行者の沈没地だったようだが、こちらもしっかり観光地化されている。


ユースホステル。「春夏秋冬」で「フォーシーズンズ」か…。


パントマイムで小銭をおっさん。


城外ではペー族と思われるのおばちゃん達が踊っていた。


有名な三塔。こちらの入場料も高騰していたので外から写真を撮るだけに留めておいた。うーん、雲南も漢民族の観光地として人気が高くなっているようだ。


湖に行く途中の畑。大理は古城以外にも山と湖が美しい街だ。


洱海の様子。多少ゴミが浮いていたが晴れていて気持ちがよい。向こう岸に渡る船の値段はかなり高いぞ。


山から見た大理の街と洱海。チャリンコで登ったがかなりきつかった。いいじゃん、大理。


たっぷり観光したんで、名物鯉鍋で締めることにした。が、これ3人前くらいあるんじゃね?俺一人できてるだから、ハーフサイズで出してくれりゃいいものの…。その辺に座っていたお客におすそ分けしてやった。

--
※宿
云南大理新四季(春夏秋冬)青年旅舍
云南大理人民路26号

2009/09/13

【中国】昆明





ここからは少数民族が多く住んでいる雲南省を回っていきます。

昆明のユースホステルに行ってみると、なんだか多くの日本人がいました。
どうやら、国際関係を学んでいる大学生で、サークル活動の一環で、中国の小学校で体育祭を教えるとのことでした。
中国では体育祭という学校行事がなく、どのようにすればいいか方法がわからない、とのことで、昆明の大学のコラボレーションをして、実際に開催してみようとのことでした。
中国でこんな活動をしているとは、少し驚きでした。
青年海外協力隊やらこういった、ボランティア的な活動でも中国に貢献しているのにも関わらず、反日とかいっている中国人は、実はあまり教養のない保守的な人達なんではないかと思ってしまいます。

同部屋にいた中国人風の男に話しかれられました。
「おお、日本人かー。俺シンガポール人。」
「中国で働いているんすか?」
「いや、今はホリデーさ。俺、船に半年くらい乗って、調理場とか洗濯とかして働いてんのよ。」
ってな感じで、会話をしていると、その流れで夕飯を一緒に食いに行くことになりました。
長期で船に乗っているので、色々な国や都市に行けて楽しいとのことです。
「近々、大理にトレッキングしにいくんだけど、あんたも来るかい?めちゃめちゃきれいだぜ。」
「うーむ、登りたいんですけどねぇ。ベトナムに急ぐ予定があるんすよ。」
「そっかー、残念だねぇ。」
と、その人は、春夏秋冬とすべてのシーズンで、蒼山という大理にある山を登ったことがあるそうです。
昆明の地理にも詳しかったので、夜散歩をしながら駄弁ってました。

昆明の観光は、雲南民族村というところに行ったくらいです。
ここは少数民族のテーマパークといった感じで、その民族の伝統的な家屋で民族衣装を着た人たちが、紹介をしてくれたり、踊りを見せてくれたりします。
簡単に少数民族の勉強をするにはよさそうです。

あ、書き忘れそうになった、一番驚いた事は、昆明でルイ・ヴィトンを見かけたことです。

--

田舎の町なのかと思っていたらかなり都会的だ。駅前にあった牛の像。日本の日用品とかブランドショップなんかもあったぞ。


事故ったらしい。中国では驚くべきことに電気バイクが走っている。エンジン音がほとんどしないので、後ろからすれ違うとかなりびっくりする。


夜の広場はおっちゃん、おばちゃんたちのダンス教室と化す。北京とかでもやってたし、みんな健康指向だなぁー。


雲南省は少数民族がたくさん住んでいる。てっとり早く少数民族のことを勉強するために、雲南民俗村を訪れた。


入口付近で屯っていた姉さんたち。裏ピースとかしちゃって、現代的じゃないの!


20くらいの民族の建築様式や衣装が見ることができ、茶菓子程度の伝統料理も頂ける。何族かは忘れてしまったが、兄さんのロン毛は本物だった。


大人気の白族(ペー族)。各民族ごとにダンスショーも見られる。ホントは漢民族が衣装を着てるだけじゃない?という邪推はやめておこう。

--
※宿
昆明茶花青年旅舎
云南省昆明市東風東路96号

2009/09/09

【中国】桂林





のんびり、ぐだぐだしてリフレッシュした香港に後ろ髪を惹かれつつ、旅を再開しました。

中国本土へは、一度シンセンのイミグレーションを通り、列車を乗り換える必要があるのですが、私の見積もりがあまかったせいで、バックパックを背負ったまま猛烈にダッシュする羽目になりました。
香港からシンセンへは地下鉄を乗り換えれば簡単にいけるのですが、こいつが予想以上に距離があり、時間を食ってしまいました。
列車の出発10分前でようやく、シンセン駅に到着、同じ中国なのになぜかイミグレーションでスタンプを貰わなければならず、「たのむ、早く押してくれ!」と入国管理官をどやして、中国本土向けの駅までダッシュ、すでにプラットフォームには誰もいません。
ダメか!?と一瞬頭をよぎりましたが、幸いドアが開いていたので、飛び乗りました。
自分のコンパートメントの前で、ひーひー言っていたら、中国人に苦笑される始末です。

ともあれ、無事に着いた桂林ですが、意外と大都市で驚きました。
桂林市街地も奇岩がたくさん、というよりか奇岩の中に街があるといった感じで、観光客も大勢いました。
ここの目玉は陽朔という街までの、漓江下りです。
バスで川の近くまで行って、筏を貸切ることができます。
こいつは、よく写真や山水画で見る景色で、川と奇岩を楽しむことができました。
途中、牛が川にどっぷり浸かっていたりと、のどかな風景が広がります。

陽朔は小さい街ですが、こちらもツーリスティックに整備されており、日本人旅行者から評判のよかった、一昔前のローカルな雰囲気はだいぶ薄れてしまっています。
桂林よりは落ち着いているので、滞在するならこちらがお勧めです。

--

レンタルサイクルで廻った奇岩の街、桂林。杉湖双塔です。う~あっつい。


桂林の街並み。岩の間に街があるって感じだ。


恒例の漓江下り。筏で陽朔という街まで行く。ドイツ人とフランス人の2カップルと同乗した。おじゃましまーす!


ご覧の通り、岩山だらけ。


岸にはたくさんの水牛がいて川にどっぷり浸かったりして涼んでいた。のどかじゃのう。


西洋人お気に入りの観光スポットである陽朔。こちらもだいぶ観光地化されている。バーやらレストランやら乱立していて、かつてののどかな面影は残っていないという。


路上で笛を吹いていた兄さん。CDとかもだしてるみたいでなかなか上手かったぞ。


シルクの土産屋。


都会の桂林より田舎っぽい陽朔の方が確かに落ち着くなぁ。


ユースホステルの近くで遊んでいた子供。まともな漢民族に育つことを祈願する。

--
※宿
桂林花满楼国际青年旅舍
广西省中山南路尚智巷6号2栋

2009/09/06

【中国】香港








かなりご無沙汰の更新になってしまいました。
8月8日に船で中国入りして以来、ブログ・Youtube・Facebook等のサイトにアクセスができなくなってしまいました。
香港ではアクセスの規制がされていないようです。

中国では、フフホトの草原ツアー・平遥の古城・赤壁古戦場跡・福建土楼等を廻りました。
どこも観光地化が進んでいて、8年前に中国を旅した時よりも整備されており旅がしやすくなったなと思いました。
ただし、中国人民のお行儀の悪さ(唾を床に吐く・ゴミを道に捨てる・上半身裸…)は日本の水準と比べるとまだまだです。

約一か月をしてきて、現地の人に助けてもらったり親切にしてもらったりして、感謝することをよく感じます。
少年に中国語を習ったり、大学生にお勧め観光地を教えてもらったり道案内してもらったり、食堂のおばちゃんに好きなだけ米を食べてよいと言ってもらったり…異国の地で一人で旅をしていると身に沁みます。

今後は桂林、昆明を廻ってベトナムに入ろうと思います。

今は…香港ではリゾートマンションに滞在して、テニスしたりプールに入ったりして旅の疲れをいやしています。

--

安宿が大量に詰め込まれているバジェット旅行者には有名な重慶マンション。やたらと黒人が出入りしているし、一階の食堂はインド人がやっているしなんか奇妙なだなぁ。


重慶マンションの窓から写した夜の香港。一泊してみたけど、6人ドミトリーのうち私以外はすべて西洋人の老人だった。夜なると急に出かける者、音に敏感に反応する者、パンチパーマの者…こりゃ、謎だらけだ。こんな胡散臭い宿、二度と泊まることはあるまい。


ちょっと縁があって、リゾートマンションに泊めてもらうことになった。テニスコート付っすよ。テニス初めて挑戦してみたが、ムズイねぇ。


プールもあるよん。その他、サウナ、ジム、ショッピングモールもあって、喧しい香港の街とは別世界だ。


3度目の香港。やっぱ、文明が高い都市の方が私に合っていると確信した。

--
※宿
黄金海岸酒店
香港九龍青山湾青山道路1号