2010/05/08

【フィンランド】ロヴァニエミ





そんなわけで、夜行列車ではるばるサンタクロースが住む、ロヴァニエミにやってきました。

サンタクロース村への道のりはとても簡単で、村に行く路線バスで30分ほどで着きます。
まだシーズンではないようで、訪れる人はほとんどいないようです。
北極圏を示す白線をまたいで、どんだけ北に来たんだと自分でも少し呆れつつ、正面に見える「Santa is Here」を目指しました。
ここでの目的は、盗まれたパソコンをプレゼントしてくれ、というお願いにどう反応するかと、知人から預かったサンタへの質問2,3個の回答を得ることです。

サンタ屋敷に入って、二階に上がっていくと、そこにサンタが座っていました。
子供の夢を壊さないような、イメージ通りじゃぁないですか!
「ハロー、サンタです。どこから来ましたか?」
「おお、ハロー、日本っす。」
「ニホンネー。トウキョウ、オオサカ、ナゴヤ?」
うお、日本語をしゃべり始めました。
「トウキョウの近くっす。」
「チバ、サイタマ、カナガワ…」
なんと、首都圏の県をすべて言えるじゃないですか。なんという営業努力なんでしょー。ではなくて、プレゼント届けているんだから当然ですね。
「聞いてくださいよ。私、この前パソコン盗まれたんです。」
「なんと、それはビッグ・プロブレムだったね。」
「そうなんです。だから私のプレゼントはパソコンが欲しいのです。」
「OK、新しいパソコンだね。」
「いえ、盗まれたパソコンが欲しい!」
「おぉ…わ、わかった、覚えていればプレゼントしよう。」
無茶なお願いだったのか、やや消極的な反応でしたが一応聞き届けられたようです。
その後、サンタに関わる2,3の質問をして、サンタとの面会が終わりました。
「それでは、ありがとうございました。」
「サンキュー、バイバイ。ウィッシュ!」
「!!!」
それは日本で少し前に流行っていたヤツじゃないですか!
サンタさん、そこまでやらなくてもいいかもしれないですが…。
「ウィッシュ!バイバイ。」

これで、少しは盗難の傷も癒えたような気がします。

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閑散としているロヴァニエミの目抜き通り。5月だってのにひんやりした空気だ。あ、ここで新しいスニーカー買いました。


氷の張った湖に、うっかり落ちないように…


サンタクロース村は、ちょうど北極圏に入ったところにあるのだ。理系のくせに、北極圏の定義を初めて知りました。夏は白夜でいいけど、冬は極寒の上に極夜とは耐えられないなぁ。


東京まで約7000Km!思えば遠くへ来たもんだ~♪


白く引いてある線が、北極圏との境目だ。その奥にサンタクロースがいる!


「Santa is Here」なんてわかりやすいのだ。逃げも隠れもしない心意気だ。


残念ながら、サンタを激写することはできないんです。記念写真のおまけにもらった、サンタの壁紙で許してくだされ。確かにこの人でした。ウィッシュ!

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