2009/08/23
【中国】平遥
中国は列車網が発達していて、大都市間は主に列車を使います。
列車には寝台と席の2種類(臥・座)があり、グレードもそれぞれ2種類(軟・硬)あります。
中国語で書くと上記を組み合わせて軟臥・硬臥・軟座・硬座となります
大都市間の移動は20時間近くかかる場合が多いため、安くそれなりに快適な硬臥が人気で、私もフフホトから平遥まではこのチケットを狙っていました。
しかし、前日に買いに行ったということもあり満席でどのチケットもありませんでした。
そうなる場合は、上記に属さない激安の「無座」というチケットを買うしかありません。
つまり、席の予約なしで満員状態で数時間を漢民族と過ごすという、なかなか過酷なチケットなのです。
何とかなると思って買ったのが間違いでした。
大量の荷物を背負ってくる労働者(通称、民工)とぎゃーぎゃーと騒がしい若手漢民族で列車は満員状態になってしまいました。
最初の5時間は立って過ごしたり、無理やり席を詰めてもらってスペースを空けてもらったところに座ったりでかなり疲労でしたが、どこかの大都市で大量に下りて行ったのでようやくまともに座ることができました。
かたい木の椅子なのでまともに寝ることもできず、平遥に着いた時は疲労困憊でした。
ということで、中国での列車のチケットは早目にとりましょう。
--
世界遺産の平遥古城。
そしてその城壁。
通りは西洋人と漢民族の観光客でにぎわっている。灰色を基調とした瓦や街並みが雰囲気を出しているが、ここも観光地として整備され過ぎてしまっているように思う。
城壁内は寺とか博物館もあり。中でも注目したのが科挙博物館。今で言う、国家公務員試験みたいなものだが主な出題内容は四書五経だ。実際の答案用紙も見れたのが興味深い。
路上で売っていた土産。ちょっと意外だなと思うのが、西洋人ってこういうベタ土産好きなんだよな。ゲストハウスで朝飯食ってたら、隣の西洋人が「すぐそこに日本刀が売られているが、本物かどうか調べてほしい」と。
わざわざ行くのがめんどくさいので、「作者の名前が刀に掘ってあるだろうから見てきてくれ」というと、ダッシュで見に行った。メモ用紙には「山本太郎」と書かれていた…。真相を告げるとしょんぼりしちゃった。
特に見所はないが、列車の出発日まで時間があったので日帰りで太原に行ってみた。中国の建物は基本でかい!
西安の大雁塔風の寺があった。
黄河の支流。
河原ではポートレート会が行われていた。10年前はカメラすら滅多に持っていなかったが、いまや富裕層は一眼レフを振り回している。
--
※宿
平遥和义昌客栈
中国平遥古城内南大街165号
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿