2011/07/26

まとめ -北アメリカ篇-

旅のランキング」のページを作ってみました。

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北アメリカは81日間で11ヶ国を訪れました。
ここでいう北アメリカとは、いわゆる北中米とカリブ海の国々です。
コロンビアのカルタヘナからパナマのパナマ・シティに飛び、ひたすら北上、アメリカを横断してニューヨークからシドニーに飛びました。


より大きな地図で 北アメリカ を表示

南米の旅が終わったといえども、まだラテンアメリカにいるのでスペイン語にコロニアル・スタイルと大きな変化はありませんでした。
パナマではパナマ運河、コスタリカでは野鳥とさっさと観光して移動してしまいました。
効率よく旅行している旅人はコロンビア~ホンジュラス当たりは飛ばして、一気にメキシコに行く人が多かったように思います。
せっかくなんで、中米7ヶ国も訪れることにしました。


羽ばたきが「ブーン」と音が出る程激しすぎるハチドリ。ピタっと静止したり、上下左右縦横無尽に翔べるテクニシャン。色がトロピカルでキレイっすね。


ニカラグアエルサルバドルホンジュラスは治安が悪く、そんなに見所もないとうことでこちらもさっさと通過してしまいました。
実際にパナマやコスタリカと比べると発展具合は劣っていましたが、一般の人達は観光客ズレしておらず、なかなか親切でよい印象でした。


ニカラグアのレオンで会った、異様にテンションの高かったおっさん。日本人とわかると「上を向いて歩こう」を熱唱してくれた。


中米7ヶ国では一番人気のグアテマラです。
人や街はのんびりしており、遺跡や民族マーケットなど見所も多く、スペイン語学校に通う旅行者もよく見かけました。
私も旅のルートが逆(南下)だったら、スペイン語を少し習得して行きたいところでした。


ティカル遺跡Ⅳ号神殿の上で、「ア゛~」と発声をしていた謎の集団。いまだにこういうのいるんだな。


中米7ヶ国最後の国はベリーズです。
ベリーズに入る前夜、国境で東日本大震災が起こりました。
ここは唯一、イギリスの植民地だった国で他国とは少し雰囲気が異なります。
英語が通じるし、黒人が多かったです。
見所は、カリブ海の珊瑚礁、世界遺産のキー・カーカーくらいでしょう。


キー・カーカーでシュノーケリングした。カリブ海はやっぱ世界一キレイかも。


お次も人気のメキシコ
ここはトルコ並によい国でオススメできます。
南部は民族系が見られるし、ティオティワカンなどのマヤ系遺跡、カンクンのビーチ、タコスを始めとした美味い飯などなど揃っており、居心地もなかなかいいです。


街を歩けばマリアッチに当たる。北部の街は特に多いっすよ。メキシコいいわー。


メキシコのカンクンからキューバを訪れました。
現役の社会主義国家です。
街は未だにクラシックカーが走っているし、街には商店が少ないし、やはり他国とは雰囲気が異なります。
社会の制度が全面に出ていて、安食堂にありつけないとか、欲しい物が手に入らないとか、少し旅がしづらい面がありました。


キューバといえば、チェ・ゲバラとクラシックカーっすね。


メキシコから、世界一の国アメリカに入りました。
いろんな意味で世界をリードするアメリカには、かなりの興味がありました。
確かに、どの国よりも発展していて金かけてるなー、といった感想です。
ロサンゼルスからニューヨークまでバスで横断しました。
基本的に車社会なので、なかなか行きたいところに行けない不自由さがありましたが、途中カナダを経由しながらグランド・キャニオン、ラスベガス、ナイアガラの滝など、ざっと見所を回りました。
途中、ミシガン州アナーバーに住んでいる学生時代の友人の家を訪ねて世話になりまくりましたが、やはり、車社会に最適化されている、居住スペースが広いなどなど、アメリカの生活水準は日本のそれよりも高いとのことでした。


エンパイアステートビルからの夜景。アメリカには「節電」とか「エコ」なんて言葉ないのかも…と思わせるくらいの強気な国だわ。トイレに行けば、必ず手拭き用の紙タオルあるしね。


中米はリーズナブルでそこそこ見所が多く、おすすめできると思います。
特にメキシコ、グアテマラ、キューバはかなり楽しめると思います。
アメリカは何をするにも日本並の予算が必要でバジェット旅行者には辛いところでした。
逆に言うと、エンターテイメント・自然・アートなど何でも揃っているので、目的を持った上で予算を確保していけば、楽しめる国だと思います。

ここまで来てトラブルに遭遇しました。
メキシコでスキミングの被害に遭いました。
カードは常に貴重品袋に入れて懐にしまっておいたので、手口はATMから口座情報を抜き取られたとしか考えられません。
すぐに銀行に電話をしてカードを止めてもらい、警察に被害届を出しました。
銀行の調査の結果、どうやらグアテマラでスキミング被害が多いのでそこで口座情報抜き取られたということと、私が行ったことのない街で現金が引き出されていた、ということでした。
帰国後、必要な事務手続きを経て、被害額は保障してもらうことができました。
今や海外でのATMの利用は当たり前になっているので、スキミング被害を100%避けることは難しいと思いますが、被害を拡大させないためにも、ネットバンキングでこまめに出入金をチェックし、暗証番号を変更するなどの対策は必要です。

ここまで来ると、旅も終盤といった心持ちになってきました。
北中米もいい見所はたくさんあるのですが、「どこかで見たことがある景色だな」とか「移動の繰り返しも飽きてきたな」など、旅自体が日常になっているので、新鮮さや感動が薄れて飽和してきた感が否めませんでした。
逆回りの旅だったら、また違った印象だったかもしれません。

お次は最後、オセアニア篇です。

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