アジア最後の観光地、ペトラ遺跡に来ました。
中東は全体的には人も良いし、そこそこ物価も安いので旅がしやすかったです。
シリア人の人の良さは特筆に価すると思います。
みどころやルートも限られ、定宿も決まっているので、多くの日本人旅行者に会います。
ここでカッパドキアから同行していた、桜庭氏とはお別れです。
彼とはこれまでの経歴が似ていて、なかなかウマが合い、よい出会いとなりました。
ユーラシア大陸の旅は、見所満載で約1年かかりました。
お次は、初アフリカ大陸上陸、エジプトです。
--
ペトラ遺跡の入り口から、500mくらい乗馬することができるんだが、馬を引くベドウィン(現地の遊牧民)の態度が最悪なのだ。「おまえ、日本人かー。チップくれやー」。こっちはインディ・ジョーンズ張りにテンション上がってんのに、水を差すんじゃねーよ。
シークという巨大な壁の間を抜けると、有名なエル・ハズネが見えてくるのだ。赤茶けた地層の流線模様が美しい。
おおっ!こいつは!
でました~。岩壁を刳り貫いて造られた、エル・ハズネだ!でかいっすわ。『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の舞台になったところだ。この迫力、申し分ないっす。
遺跡群全体は、広範囲にわたってあるので、炎天下の中、乾燥した大地を歩いて廻らなければならない。第2の目玉は山を登った最奥にある、エド・ディルだ。
「ロバ乗らねーか。楽だよ~。グッドプライス」とインド人並にしつこくて態度の悪いベドウィンを蹴散らしながら、険しい山道を上っていかなければならない。
遺跡もいいけど、この荒涼とした自然も見ごたえありだ。桜庭氏は当初から引いていた風邪が悪化してしまったが、無理を押して参戦した。
ひーこら登った、最後のご褒美、エド・ディルだ。エル・ハズネよりでかいっすよ。
展望台から、樹木のない山並みが見ることができる。誰もいないっすわ。満足っす、ペトラ遺跡。ただし、ディズニーランド並の入場料と態度の悪いベドウィンを除く。
実は前日に、ナイト・ペトラという催し物を見に行ったのだが、こいつが期待はずれ。ロウソクの演出はとてもいいのだが、エル・ハズネ前でベドウィンの独奏が2曲あって、以上終了。はっきりいって、入場料に見合う価値はないです。
ペトラビールもアルコール度数が高すぎて、あんま旨くないっす。
--
※宿
バレンタイン・イン