2009/12/07

【バングラデシュ】ダッカ



ダッカでやっとネットカフェを見つけました。

ダッカの空気の汚さにはやられています。
交差点では車とバイクとリキシャが激しく入り乱れて渋滞しています。
部屋でティッシュで顔を拭くと真っ黒になりました。

宿でもやられました。
ベッドに南京虫がいたのです。
最初はこいつが元凶だとわからなかったのですが、大腿部や腰周りに刺された跡が大量あり、どうやらベッドで見かける、この変な虫じゃねーのか?と思い、潰してみると赤い血が弾け飛んだのです。
こいつは間違いなく私の血です。
ぐぎぎぎ…

とはいえ、ベンガリーは相変わらず親切です。
一日出かけて、帰って来るころには、「何か困ったら連絡しろよ!」と言われて渡される、名刺が4,5枚は集まっているほどです。

ダッカはこれまでで一番強烈です。
冷血系パッカーの私までを、「なんとかなりませんかねぇ」、思わせてしまうこの国、その名はバングラデシュです。

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バングラデシュの名物といえば派手にペイントされたサイクルリキシャだ。こいつらが縦横無尽に道路を占領するため、信号がなくてただでさえ混沌としている道路を滅茶苦茶にする。でも、安くて便利。


ホテルのベランダから撮ったダッカの様子。ここまで人と乗り物が入り乱れている都市はいまだかつてない。世界無形遺産にでも登録して欲しいくらいだ。ここを歩くのはなかなか苦労するが、快いベンガリー達にも会えるぞ。


ダッカ大学近くにあった像。微妙な造形。


オールドダッカの様子。マジで建物がオールド過ぎるぅ。


オールドダッカのチャイ屋。おっちゃん、かなり年季が入っております。


ショドルガットの様子。川沿いにマーケットが展開されているのだが、狭い道にサイクルリキシャと荷物を積んだ馬車が入り乱れてエライことになっている。川はゴミだらけ。


乗らなかった(というか忘れていた…)が、バングラデシュでは外輪船がいまだに稼働していて、シュンドルボン(世界遺産のデルタ地帯)をクルーズできるのだ。


オールドダッカで唯一きれいな観光地のアシャン・モディール。ピンク色が美しい。


観光に来ていたベンガリー達に呼ばれて、記念写真をねだられた。イスラム国では女性はあまり外出しないため、バングラデシュで貴重なショットだ。おい、後ろの冴えない男子、邪魔だぞ。


ダッカの街中にあるラールバーグフォート。


ここは人前で並んで歩けないイスラムカップルのデートスポットと化している。街はひどくゴミゴミしているし、憩いの場はここしかないし、しょうがないよなぁ。

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※宿
ホテル アルラザック
29/1,North South Road , DHAKA

2009/12/06

【バングラデシュ】クルナ



コルカタから国境までは列車で行きます。
インドで初列車でしたが、今までで一番騒々しいです。
売り子が電車に乗り込んできて、いきなり商品の説明を始めました。
おそらくですが、この雑誌はこんなことが載っていてとてもいい、だとか、クッキーの箱を開けてこんなに美味しいそうなんだ、とか満員電車の中で誰かが買うまで永遠と続けます。
ホントにインド人はわけわかりません。

バングラデシュでは世界遺産のモスクがあるということで、クルナという街を訪れました。
驚いたのがバングラデシュ人はかなりの親日国ということです。
バスでモスクを目指したのですが、隣に座っていたおやじさんは降りるところを教えてくれただけではなく、自らガイドをしてくれました。
最後にチップをよこせといってくるだろうと思っていましたが、困ったことがあれば連絡しろと電話番号を渡して立ち去って行きました。
また、クルナからダッカへのバスを探している時も、大学生がチケットオフィスまで連れて行ってくれて、おまけに彼の家に招待してくれたり、彼女に会わせてもらったり、レストランで御馳走までしてくれました。
アジア最貧国とか言われていますが、お隣のインド人に比べていい奴が多いです。
バングラデシュの独立の時や災害時に日本が援助をしていたらしく、とても助かったと言っています。
そういった恩恵もあり、日本人だけはビザが無料です。
ツーリスト産業もなく情報も少ない国なので旅はしにくいですが、思ったより楽しめそうです。

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バングラデシュの数少ない世界遺産のバゲルハット。15世紀カン・ジャハンにより造営されたモスクだ。


おお、これかー!って、ずいぶん小さいなぁ。こんな片田舎まできたのによ。親切なベンガリーがガイドをかってでてくれた。


モスクの入口で物乞いをしていた老婆。


モスクの周辺を歩いていた子供。もっとかわいらしいポーズを取ればいいのに。


クルナのバスターミナルで私がごねていた時に助けてくれた青年とその彼女。彼はなかなか金持ちの子供で外国に留学しているのだ。家でインターネットさせてもらったり、食事に連れて行ってくれたりと、とても親切だった。バングラデシュの将来を担ってほしい逸材だ。

2009/12/02

【インド】コルカタ



同じ人間なのか?という印象です。

道で寝ている人もいれば、体を洗っている人もいるし、そこを車とバイクがガンガン通っていて、まさにカオス状態です。
街中で歩いているのは8割が男性で、女性は家にいるようです。
インド人に道を聞いてみると、教えてはくれるのですが、諧謔の類をあまり受け付けないようです。

人だかりができているので近寄ってみると、ラクダが一頭います。
「ドスッ」と音がしたかと思うと、歓声が沸きがありラクダが倒れていました。
どうやらイスラムの生贄にするために、捌いていたようです。
道の脇の所々に山羊の角と毛皮が捨てられており、こいつらも生贄になったようです。

食事はほぼカレーを食べていますが、東南アジア料理より口にあいます。
ナンは日本で食べるのと変らず、チャイも美味しいです。

まとまりないですが、初インドの感想です。

コルカタは特に見所はないので、バングラデシュに行ってみようと思います。

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人だかりに近づいてみるとラクダを生贄にするために群がっていた。肝心のラクダを撮ろうとしたが既に屠られていて近づけず。


生贄現場にいたインディアガールズ。


煤けて薄黒くなった建物ばっかり。


道のど真ん中で体洗ったり洗濯したり…こりゃ、ボサっと歩いていられませんな。


ビックマックのチキン版って感じのマハラジャバーガー。そんなに旨くないわりには、インドでは高級品。


うふぉ、この男突っ込み所満載!多すぎて書ききれないじゃないかっ!インド!


マーケットを歩いていると肉売り場に到着。ものすごい臭気で気持ち悪くなったぞ。捌いてから売ってくれよ…。


コルカタ大学。なんでも、今回のテストで落第者が8割に上り進級できなくなったので大抗議大会をしているとのこと。なんでそーなるのっ!?

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※宿
ホテル・パラゴン
2 Stuart Lane, Calcutta

2009/11/27

【タイ】バンコク4





以前、訪問したタイの中高一貫校のサトリ-ウィッタヤー女学校を再び訪れる機会がありました。

ミャンマーから帰ってきてから、日本語の先生(ワンナー先生とマイ先生)&バーガーキングで会った生徒3人と昼食をご一緒することになりました。
久しぶりの再会で盛り上がっていたところ、明日27日は体育祭で今の時間生徒は準備中とのことです。
「もし暇であれば…」というお誘いをいただいたので、少し見学することにしました。
私が学生のころの体育祭といえば、先生が笛を吹いて、行進が乱れたり組み体操でしょぼいミスをすると体育教師から罵声を浴びせられたりしていましたが、タイはまったく違った様子です。
生徒おのおのがグループになって、マイペースな感じでダンスやらパレードの練習をしています。
もはや練習などせずにバドミントンで遊んでいる生徒もいます。
私も一緒になって混じっていると、ワンナー先生が「日本語の先生が副校長先生のところへ行きましょう」、といって来ました。
そんなに偉くないんですけど…、と思いつつ挨拶をして、先生同士何やらお喋りを聞いていると、いつの間にか明日の体育会に来てもよいとの許可がでました。
他国の学校のイベントが見られる機会はあまりないので、とてもラッキーだなと思いました。

当日、吹奏楽のパレードで式が始まります。
どうやら青、緑、黄色、ピンクの4チームで争うようです。
ギャラリーは私服を着ている生徒もあり、コスプレみたいなドレスを着ている生徒もあり、体育をする格好には見えません。制服では地味な印象でしたが、今日は無礼講の化粧にヒールで、日本の中高生とあまり変わりません。
国歌や校歌などを唄って、まとまりなく開会式が終わると、またパレードが始まりました。
それぞれチーム毎に音楽に合わせながら踊っています。
競技はどうなっているのか?そういえばプログラムとかはないのかな?なんて思っていると、今度はダンスショーが始まります。
これはびっくりりました。
相当お金がかかっているドレスにドライアイスの演出、おそらく人気のあるGood Lookingな生徒だけで構成された、気合の入った踊りが展開されました。
私の経験した文化祭でもここまでやりません。
よくよく生徒に聞くと、ダンスや衣裳も得点の対象になり、競技はバスケットボールをやるとのこと。
結局、午前中は競技はなく華やかなショーで終わりました。

午後は予防接種に行かなければならなかったので、先生方にお礼を言って学校を出ました。

タイ人らしいエンターテイメントあふれるフェスティバルが見れて貴重な体験でした。
日本で体育祭といえば、残暑の厳しい中での行進と歌の練習と、徒競走・騎馬戦・棒倒しなど激しいイメージでしたが、見事に裏切られました。
ワンナー先生、「体育祭」は誤訳ではないでしょうか?
「ダンス&スポーツ祭り」といった感じですね。

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パラゴンという巨大ショッピングモールに突如現れたガンダム。タイは日本大好き。日本もタイ大好きだ!


カオサン通り周辺の屋台のチキン。ちゃんと揚げ直してくれるのでアツアツが食べられるぞ。


王宮。観光客でごった返してます。


王宮の警護官。微動だにしません。こういうの見るとイタズラしたくなるのが人情です。


タイの踊り。きれいっすね。


キマってるじゃん!タイってオカマが多いけど、この男の化粧を見るとどうもこいつもオカマっぽいなぁ。


カオサン通りが一望できるバー。はっちゃけた西洋人がガバガバビールを飲んでいる。通りでは西洋人が同じ「ビア・ラオ」のTシャツを着てだいぶご機嫌になっているのが見えた。もう、タイはパラダイスだぜっ!


朝までコースが当たり前のカオサン通りの夜。東南アジアに来ると民族衣装っぽい服を着る外国人(日本人を含む)が多いが、地元民はそんなの着ていない様に思えるが?まぁ、雰囲気って大切だよね!


体育祭!?の入場行進。青、ピンク、緑、黄色の4チームに分かれてポイントを争うとのこと。もちろんコスチュームも大切なのである。


青組みの様子。フランス人形的なコスチュームで攻めるらしい。


ピンク組が待機中。ちょっと緊張している様子。出し物のテーマは共通して地球。いいテーマだ。


写真では伝わりづらいが激しいダンスが繰り広げられている。


青組出し物のフィナーレ!スモークが焚かれ紙吹雪が舞う!


キャーー!すごーい!!

2009/11/21

【ミャンマー】バゴー





バゴーに寄って、崖から落ちそうな岩の上にあるパゴダ、「ゴールデンロック」を見に行こうと思いましたが、モトバイのおっちゃんに聞いてみると、バゴーからは遠く途中歩いて山を登る必要があるとのことで、断念しました。
ミャンマー脱出の日も迫っており、夜行バスで朝着いたのできついかなぁと思いました。

といってもバゴーにも見所があります。もちろんパゴダですが…
モトバイのおっちゃんが5ドルで一日観光地を廻ってやるとのこと。
最後だし、楽しようと思いお願いすることにしました。
おぉ、と唸らせるのは、114mのミャンマーで一番高いパゴダと、85mある寝釈迦です。
ミャンマー人の多くは敬虔な仏教徒なので、呆気にとられている私の横ではパゴダに向かってお辞儀をしたり、お賽銭をあげたりしていました。

バゴーからヤンゴンは久々に列車を利用してみました。
もちろん満員状態の最下等クラスで揺られていきます。
車窓からはひたすら田園風景が流れていますが、駅が近くなると汚い服を着た子供たちが遊んでいたり、お菓子などを売りに来ます。
この国では宿や食堂で子供が働いて(手伝って?)いることは珍しくありません。
毎日ある停電、バス移動中のにやたらと多い検問、発展していない経済など軍事政権は国民にとってまったくメリットがなさそうです。

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ミャンマー最終章も仏像とパゴダのオンパレードで締めくくる!114mあるというミャンマー最強のパゴダ、シュエモードーパゴダ!でかすぎて写真に収まりきらないぞ。


40mもある最強の仏像×4体。


そして80mもある最強の寝釈迦。


足の裏も激しく何か描かれている。


もはや何体いるのか、よくわからんたくさんの仏像。


最後にピカピカのマハーゼディー・パゴダ。バゴー、激しすぎっ♪

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宿
Emperor Motel
68/2, Main Rd. Bago

2009/11/19

【ミャンマー】ニァウンシュエ



バガンから13時間かけてインレー湖の畔にある街、ニァウンシュエに来ています。

今回の移動は今までで一番ハードでした。
午前4時、宿にピックアップに来るバスを待ちます。
ほぼ時間どおりに来たバスは全員が西洋人でした。
20年前くらいの小さい日本の中古バスに、でかい西洋人がすし詰めになっています。
空調設備がないので窓を空けているのですが、ガンガン埃が入ってきます。
途中でミャンマー人を拾っていくので、通路までイスで埋まって超満員状態…
所々で道が舗装されていないので、激しいバイブレーションとバウンドで寝れませんでした。
宿に入って頭を洗おうとすると、埃で髪の毛がジェルで固めたようになっていました。

次の日はボートツアーでインレー湖のマーケットなどに行きました。
湖にはインダー族という水上で生活している民族が住んでいます。
織物やシルバーアクセサリーを作成しているところや、中州にあるパゴダなどを廻ります。
ハンドメイドの工場では作成過程を説明してくれたり、お茶を出してくれたりとても親切です。

明日はバゴーに移動します。

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目の前はインレー湖への船着場という絶好のロケーションにある安宿に泊まった。


こいつが今回ツアーを案内してくれる兄ちゃんだ。たのむぞ。


櫂を足を使って漕ぐというインダー族。


インダー族は湖上に家を構え、漁業を営んでいる。


湖上にもやはりパゴダと寺院だ。ミャンマーはラオスのように敬虔な仏教徒が多い。


湖上にある工房を訪れた。こちらは傘に紙を張るおかあちゃん。


銀細工を製作中のおとうちゃん。


こちらはたばこ制作所。若い娘らが嫌な顔もせず、楽しそうに作っていた。他にも織物やらシルバー製品なんかもある。ミャンマーでも女性が頑張っているのだ。そういえば、アウンサン・スーチーさんもだよなぁ。


男どもはというと、だらだら煙草吹かしたりボートゲームをしてみたり。おいっ、早くいくぞ!

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宿
Gypsy Inn
82, Strand Rd., Win Qt.H