2010/10/08

【ナミビア】ワルヴィス・ベイ



セスリムで一泊して、サンライズを拝むべく、早起きをしました。
キャンプサイトからいざ出発ところで、車が砂に埋まってしまい、スタックしてしまいました。
というのも、このキャンプサイトは出口がわかり辛く、おまけに所々砂地が深いところがあるので、2WDのカローラではスタックの恐怖が付きまといます。
実は、昨日もキャンプサイトでスタックをやらかして、たまたまいたバキュームカーに引っ張ってもらって、ようやく脱出した始末。
今回も、キャンプサイトの4WDで助けてもらいました。
そのころには、すっかり日も昇ってしまい、じわじわと気温も上がってきていました。

私的にはナミビアのハイライトは砂漠で終了です。
ムーンランドスケープ、ヴィルヴィッチアを見るべく、山道、ダート道を失踪して、その日のうちにワルヴィス・ベイという街に着くことができました。
この日は私が運転しましたが、日本を出て以来だったので、予想以上に疲れました。

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次の日は、Dune45のさらに奥にある、ソススフレイを目指した。


こいつはデッドフレイ。うへー、木がカラカラになってるじゃん。不毛の大地っすね。


なんか、死後の世界って感じだ。


アリの群れ。白いケツが気色悪い。


フンコロガシかな?


高温乾燥の中、せっせと砂山に登った、ソススフレイ。砂に足が捕られて、なかなか進まないんである。


ナミブ砂漠、乾燥のせいでお肌が白くなるまで堪能しやした。欧米からの観光客は多いが、さすがに日本人の団体は見なかったな。

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特別読切企画 ナミビア道中膝栗毛

【3章 沈黙】

二日目、ナミブ砂漠の最奥にあるソススフレイを観光して、次の目的地、ワルヴィス・ベイを目指した。

砂丘に座りながら、ソフィーと少し話してみた。
「ケープタウンでカメラをなくしちゃったの。悲しいわ。この後は、タイとバリ島を回って、オーストラリアでワーホリするのよ。」
20歳にして、外国で暮らすとは、なかなか逞しいじゃないの。
まぁ、英語も堪能だし、ヨーロッパの人にすれば、英語圏で暮らすのなんて、我々が思っているほど難しいものじゃないのかもしれないが。
とにかく、将来へのウキウキとした希望のオーラが溢れ出ていて、羨ましい限りじゃ。

余談だが、私にとってワーホリなんてものは、ただのお遊びに近いもんだと思っている。
外国生活にあこがれたミーハーな日本人が、結局日本料理屋だかどっかでバイトして、英語がそこそこ喋れるようになって帰国するが、その程度の英語力で雇ってもらえるウハウハな就職なんぞ、ありやしないのである。
かくいう私も、帰国したら仕事があるかどうかもわからないが。
こんな穿った解釈しかできないのは、私のキャリアと無縁だったからもしれないけどね。

そんなことより、今日の運転担当は私だ。
たった300kmの距離だったが、600kmくらいあったんじゃないかと思うくらい、ひどいダート道と起伏に富んだ山道で、ワルヴィス・ベイに着いたときはヘトヘトだったぜ。
後部座席の3女子は爆睡状態。
というのも、車内での日独の会話はほとんどなし。
Eさんは英語ができないし、運転席と助手席は私とR君で迷わないように地図と道路標識と睨めっこしてしているし、ほとんど弾んだ会話がないのである。
辺鄙な山奥でラジオの電波も届かないし、車内はほぼ沈黙状態。
つまんねー。

まあいいや、とりあえず、ゼロ・スリップで切り抜けた私に拍手を送りたい気分だ。

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