2011/01/29

【エクアドル】アマゾンツアー2





乾期ということで、蚊などの虫害は少ないものの、移動は基本的にボートなので時間がかかってしまいます。
そのため、この辺りに住んでいる民族のシャーマン訪問は中止になってしまったり、帰りの道程も余計に時間がかかってしまいました。

とはいえ、ワニが見れたり、ピラニアと釣ったりとジャングルならではのアニマルが見ることができたので、まぁ満足したかなといった感じです。

これから一旦キトに戻り、コロンビアを目指します。

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3日目のプログラムはジャングルにある集落と呪術師(シャーマン)はの訪問だ。相変わらず川幅は狭く浅いので、よく座礁するんである。その度に、舟から降りて押したり引いたり…とにかく時間がかかってしょうがない。


トカゲ。葉っぱの色と同化しているので、よく探さないと見つからないぞ。


やっとこさ着いた集落。乾期のせいかあまり蚊と蝿とかは少なくてなによりだ。


この集落で育てているカカオの実。ほー、初めて見た。けっこうでかいんすね。


集落にいた子供たち。


ここで、タロイモみたいな根菜を使った主食作りのアクティビティが始まった。収穫することころからスタート。


皮を剥いだあと、降ろし器ですり潰し、水分を絞ったものを鉄板で焼く。こういうのはエチオピアのドルゼ族の集落を訪ねたときにも作ったな。無味無臭でジャムを付けて頂いた。


集落にいたサル。シャーマン訪問は、結局中止になった。川の水が少ないため行くのに時間がかかるし、皆が持ってきていた水分も底を尽きそうになってたのが理由だ。うーむ、集落に行くまで少しハイキングしんたんだが、それを取りやめにしたり、集落の滞在を短くすれば行けたと思うのだが…ちょっとペース配分が悪いんじゃないかなー。


ロッジに戻るとリスザルが迷い込んできていた。ちっせー!こいつ、あまり人間を怖がらないので肩に乗ったり、餌を食わしてもらったりと、皆が可愛がってもらっていた。毛並みが気持ちいい。


夕方はピラニア釣りだ。生肉を釣り針に付けて垂らすとガンガン食いついてくる。しかし、引くタイミングが難しくてなかなか釣れないのだ。ガイドとドライバーは上手く釣れていたが、ツーリストでピラニアをゲットできたのは桜庭氏だけだった。釣ったら、ちゃんと川に戻すんですよ。


日が暮れていく…


うお!ワニ(カイマン)登場。釣りの帰りの出来事だった。ドライバーが「カイマンがいるぞ!」との一言で皆驚愕した。で、でかい…。こんなのが、「こんにちは」ってな感じでボートに乗ってきたら大変なことじゃ。ゴツゴツとした頭しか見えてないけど、体のでかさは推して知るべし。


夜は再びナイト・ウォーク。昨日との差分は毒蛇が見れたことぐらいかな。わかりづらいけど、黒地にオレンジと青の縞模様がはいっているヤツだ。


最終日の朝はアナコンダ探し。乾期で干上がった湖周辺を散策した。泥に埋まっているのはオーストラリア人のケン。こいつ、口から生まれたような男で、薄い唇で常に喋り捲っている、少々うるさいヤツなのだ。おまけに、アクティビティの実績はまるでダメケンだ。これも「近道しちゃお~」とはぐれた結果がこの顛末。(写真:桜庭氏提供)


ぐーむ、アナコンダの通った跡は見つけられたのだが、実物には会えず。泥にだいぶ埋まっているので、巨体だったと想像できるが残念。こんな感じでアマゾンツアー終了。キトに戻らないと…めんどくせ。

2011/01/27

【エクアドル】アマゾンツアー



せっかく南米に来たのでアマゾンツアーに参加することにしました。
ペルーやボリビア、ブラジルでもアマゾンツアーはありますが、ガラパゴス諸島を除くとエクアドルの見所が貧弱なので、桜庭氏と示し合わせてここで行くことにしました。

3泊4日の日程でアマゾン川の支流であるクヤベノ川周辺を散策するものです。
まずは夜行バスでキトからラゴ・アグリオまで行き、そこからさらにバスでクヤベノ川沿いにある船着場まで行きます。
船着場からジャングルの中のロッジまでは舟で3時間ほどでした。

ツアーの様子は写真でコメントすることとして、ロッジはなかなか快適でした。
一応ホットシャワーは出るし、コーヒーや茶・水なんかは自由に飲めます。
我々を驚かせたのは食事です。
決して量は多くないのですが、コースのように一人ずつスープとメインが出てきてデザートまで付きます。
味付けもわけのわからないローカルな感じではなく、欧米人や日本人の口にあうように調理されていました。

ガイドの方は、歩くペースや時間配分が若干悪いものの、動物の発見もなかなか上手いし友好的。
強いて言えばもう少し動植物の説明を詳しくして欲しかったくらいです。

3日目以降はその2でお伝えします。
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行っくぞー!アマゾン!!


まずはアマゾン川の支流であるクヤベノ川を舟で下って、我々のロッジまで行く。この時期は乾期なもんで、川が浅くなっており流木をかわしつつ、乗り上げないように注意していかなければならず、普段よりも時間がかかるのだ。鬱蒼と茂るジャングル、興奮してきたぜ。


普段お目にかからない植物がいっぱい。


うお、リスザル発見!30mはあろうか、木の上を2,3匹のリスザルがジャンプしていた。幸先いいじゃないのよ。


3時間ほどかかってやっとこさロッジに到着。やっぱ湿度が高いわ。でも、ロッジの居心地はそこそこいいっすよ。虫は多いけど。


ハンモックって最高に気持ちいいっすね。


ジャングルに沈む夕日。


2日目はジャングルの散策だ。密林に分け入っていく。ジャガー見たいな。


ジャングルでのアクティビティは結構充実していた。こいつは罠を仕掛けるアクティビティ。木の枝や葉、蔓だけを使って、動物を捕獲する装置を作るのだ。赤い短パンがガイドのパトリック。その他、木登りとか木の葉で作るアクセサリーとか、なんか小学生の野外授業みたいだ。


その他、ボートに乗ってバードウォッチングをしたりする。そうそう、今回のツアーメンバーは私を合わせて11人だが、皆基本的に友好的で輪を乱すようなトンチキなヤツはいなかったな。まぁ、アマゾンでハメを外すヤツなんてあんまりいないだろうけどね。国籍は英・豪・米・ノルウェーにメキシコ、そんで地元のエクアドル人。


こいつは川沿いの木に留まっていたツバメケイとかいう鳥。その他、度々鳥は見かけるんだけど、小さいし木に隠れてしまってうまく写真に収められないっす。


夜は夜でジャングル・ナイトウォーキングだ!ジャングルの夜は昼間とは違う表情を見せてくれる。一見静かなジャングルもよく見ると賑やかなのだ。歩き始めてものの5分でサソリが登場。カッコイイ!


うへ、タランチュラが現れた!こぶし程の大きさで、もっさりと毛に覆われている。怖いぜ…ぶるぶる。


落ち葉の陰には毒カエルがいた。夜のジャングルって危険なんすね。大型動物はあんまりいなそうだけど、レアな動物が見られて満足。こんな感じで2日目終わり。そろそろワニとか見たいな。

2011/01/25

【エクアドル】キト



キトではアフリカや南米各地でよく会っていた、うっちゃん夫婦と中東で登場した桜庭氏(仮名)と再会しました。

ご夫婦の方はキトで世界一周の旅が卒業ということで、最後に会うことができてよかったです。
桜庭氏とは半年振りの再会で、これからアマゾンツアーへ同行する予定です。
ありがたいことに、お茶漬けの素を日本からの土産として頂きました。

こじんまりしていて治安が悪いというイメージでしたが、リマよりも広く同じくらい安全な感じがしました。

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サン・フランシスコ教会。キトの旧市街地は世界遺産っす。日中は曇り空で薄ら寒く写真の写りもイマイチなので、たまには夜バージョンで。


ライトアップされて、美しく浮かび上がる旧市街地の通り。ただし夜は人通りも少なくなるし、食堂も早く閉まるのでご注意を。


続いて独立広場。とはいえ、ここもポリスやソルジャーが常駐しているので、だいぶ治安はよくなったとか。私が感じる限りでは、夜は複数で歩いていれば問題ないんじゃないかな。


旧市街地のなかでも一際目立つ教会。名前はわかんないけど、塔の部分に登れて旧市街地が一望できるそうだ。そういえば、キトはリマと違ってやんちゃな若者が多い気がするな。


うっちゃん夫婦とオタバロという街の土曜マーケットに繰り出してみた。こちらはマーケットにある屋台食堂。お安く済ませたければこの手の飯屋がイチバンすね。


すまんが、あんまりエクアドル土産には興味ないんだなぁ。


ここにやってきた目的はインディヘナのオタバロ族を見るためなのだ。上着は東欧で着ていそうなフリフリのブラウス、スカートはラオスっぽい巻きスカート風でなかなかキュートなのだ。一式揃えると50ドルくらいするらしい。


若い娘さんから年季の入ったおばあちゃんまで、みなさんこの民族衣装を身に着けてる。こりゃ、バスで遥々来た甲斐があったってもんだ。


翌日は、またまたうっちゃん夫婦とロープウェイへ。終点から山頂までトレッキングの予定。何を隠そううっちゃん夫婦はキリマンジャロ他、14の名峰に登った経験がある強者だ。心強いぜ。


ズンドコズンドコ進んでいく。始点2500mから終点4500mまで一気に上がるので結構長いっす。


終点から見たキト。雲は多いが、なんとか市街地が見渡せる。いやー、キトって予想以上に広いっすわ。


目指す山頂の様子。急激に気温が下がった。雲に隠れているけど大丈夫かなー。


途中、ツーリングでオフロードを楽しむバイカー達。エッチラオッチラ歩いている私達をあっちゅーまに抜かしていった。なんかズルイな…


2時間程度と思われたトレッキングだが、予想以上に過酷だった。途中、急な坂道に足を取られる難所があった。いやー、なかなか辛いっす。


おっしゃー、やっとこさ登頂。なかなかいい眺めっす。結局3時間くらいかかったかな。


うお、標高4708m!幸い頭は痛くならなかったけど、空気薄いし久しぶりに気合入ったな。


コトパクシ山とキト市街地。富士山みたいでカッコイイっす。


お次は、桜庭氏と一緒に赤道記念碑へ。北半球から南半球へは過酷だったエチオピアの国境からケニアにナイロビに向かうポンコツ&オフロードの時にいつの間にか越えていた。ようやく、北半球に戻ってきたぜ!


桜庭氏が持ってきていたGPSで赤道上の緯度を計測。7.8ずれている…噂では聞いていたが本当だったのか。


取りあえず、赤道記念碑の展望台へ入った。周りは公園になっていて、土産屋や食堂なんかもある。水を抜いたときにできる渦巻きの実験とかもやっているらしいが、夕方だし人もほとんどいないんで、やってなかった。


首狩り族の生首レプリカ土産。


つーことで、ちゃんと0度になるところを探してみた。いったん公園を出て、GPSを片手に歩いてみると…


幹線道路沿いの歩道で0度に。薄っすら線を引いたところが本物の赤道である。誤差は100mくらい。これくらいなら許せる範囲かな。


宿の屋上から見たパネシージョの丘。キト滞在では再会が2度もあったり、トレッキングもしたし有意義だったな。お次はアマゾンに行ってきマラリア!

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※宿
ホテルスクレ