2010/05/31

【ドイツ】フランクフルト



ヨーロッパでも格安航空会社が流行っていて、タイミングによっては50ユーロ以下で飛ぶこともできてしまうほどです。

というわけで、マドリッドからフランクフルトまでライアンエアーを使いました。
自分でボーディングパスを印刷しなければならなかったり、機内サービスはすべて有料だったりしますが、安さには変えられません。
2時間ほどでフランクフルトの空港に着いたのですが、どうも空港周囲がとても暗くて様子がおかしいのです。
フランクフルト空港はかなりでかくて、国際線の発着も多いと聞いていたのですが、ターミナルは地方の空港並の規模でした。
とりあえず市街地まで行かなければならないので、インフォメーションにいた兄ちゃんに聞いてみることにしました。
「市内までいきたいんだけど」
「バスで12ユーロだよ」
「えー、地下鉄あるって聞いたけど」
「バスしかないよー。もうすぐでちゃうけどどーすんの?」
すでに午後10時、しゃーないのでバスで行くことにしました。
なんかおかしーな、と思いながら、バス停にいた兄ちゃんに聞いてみたところ、
「ここはねー、格安航空会社用の空港なの。市街地はここから70Km離れてるんだよね」
「マジっすかー!超辺鄙なところじゃん」
この兄ちゃんとはバス内でもドイツのこととか話しながらいきました。
結構共感できたのは、日本とドイツは似ている所が多いね、という点でした。
「第二次世界大戦で負けたけど、今ではちゃんと復興しているし、世界有数の工業・技術立国だよねー」
といった感じです。
結局、この兄ちゃん、ホステルの下まで着いてきてくれました。
「明日、学校でプレゼンしないといけないんだけど、どーしよ!準備してねー」
なんてことも言ってましたが、いい奴でした。
ホステル着は午前1時、ライアンエアーでフランクフルトに行かれる方は、この辺りは留意した方がよいかと思います。

フランクフルト、すぐベルリンに移動するし、どうせなにもないだろうと思ってカメラを持ち歩かなかったので、写真がありません。
でも、ここはドイツの商業・経済都市の一つで、街は近代的できれいでした。

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※安宿情報
Frankfurt Hostel
Kaiserstr. 74, 60329 Frankfurt am Main

2010/05/30

【スペイン】マドリッド





リスボンから夜行列車でマドリッドに来ました。

特にこれといった事件はないので、写真のコメントのみです。

お次は、プラハに母上が来るので一旦ドイツに飛びます。

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やっぱ、ポルトガルよりスペインの方が発展してるなー。


街の中心部、マヨール広場。マドリッドはでかいし、見所たくさん。観光客がいっぱいで活気がある。


ソフィア王妃芸術センター。ここにはピカソの作品がたくさん展示されているのだ。お目当ては「ゲルニカ」だ。


基本的には写真OKなのだが、ゲルニカだけ禁止されていた。撮ろうとすると、見張りのおばちゃんに怒られるぞ。ということで、こいつは近くにあったゲルニカの下書きと思われる絵だ。実物は壁一面に描かれていてでかいぞ。解釈は難しいが、迫力は感じた。


ダリの作品もたくさんある。ダリの絵も解釈は難しいんだけど、筆の細かさとか色彩とかはとても上手だと思う。ここ以外に、プラド美術館にも行ったけど、写真は撮れなかったっす。


プラド美術館の近くにある、レティーロ公園に行ってみた。天気がよく賑わっております。これはガラスの公園。


弦楽器を奏でる女の子たち。


やっぱ、スペインといえば、バルで生ハムとビールっすよね。


王宮とか、教会とかいったけど、まぁ、特別ときめきはなかったので、コメントは割愛。これでスペインは終わりじゃ。最後にイカスミパエリヤを頂いた。うめー。

2010/05/29

【ポルトガル】リスボン





遂にユーラシアの西端まできました。
極東にある日本から遥々といった感じです。

ヨーロッパでも時たま日本人に会うのですが、結構面白く酒を飲める人もいれば、なんだこいつ的な人もいます。
ここリスボンで会ったのは後者でした。
市内の観光を一通りしたのでドミトリー部屋で休んでいたら、日本人が入ってきました。
大抵は旅の情報を交換してみたり、ここはよかったとかイマイチだったとかの話で盛り上がるものです。
あいさつもそこそこに、「実は今日200ユーロすられちゃいました。」としょんぼり気な話です。
どうしたんじゃい、と経緯を聞くと、どうやら「発見のモニュメント」あたりで、ポルトガル人のおっさんに話しかけられ、仲良くなってドライブに行くことになったそうです。
食事にも行ったりして、まぁ、多少信頼してもいいかなと思ったあたりで、おっさんが「お金を一箇所にしておくと危険だぞ。バッグにもいれて分散させておくべきだ。」なんてアドバイスをもらい、なるほどー的なノリで所持金の一部をリュックに入れておいたそうです。
そんで、さいならした後、バッグを調べてみるとその金がなくなっていた、というアホな顛末です。
まぁ、まぁ、取られたものは戻ってこねーし、ビールでも飲んで忘れちまいな、とちょっと同情してやりました。

酒を飲んでいてわかったのですが、そもそもこいつは、なんでヨーロッパに来たかも自分でわかっていないのです。
南米を回ってきて、飛行機でリスボンに来たんですが、「ヨーロッパはどこいけばいいっすかね?物価高いっすよね。」と言う始末です。
「はぁ、回るとこないから、君、さっさとヨーロッパ抜けちゃいなよ。」と適当にあしらうしかありません。

翌日、ロカ岬に一緒に行くことにしました。ロカ岬はちょっと遠いし、寝れば多少はショックから立ち直っているかな、と思ったからです。
ところが、話は盛り上がらないし、やたらとケチで食堂に入っても注文は1ユーロのスープのみ。
まぁ、こんなやつは日本でもクズ野郎なんだろうな、と思いました。

ロカ岬はなかなか良かったです。
初めて大西洋を見ました。

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サン・ロケ教会は日本の天正遣欧使節団が滞在した教会だ。よくぞこんなところまで来たなー。ローマ教皇にも謁見してエライもんだ。


こいつが、「発見のモニュメント」だ。大航海時代に活躍した人物が彫刻になっているのだ。


床には世界の地域が発見された年号が書かれているのだが…日本は1541年!おせーよ、見つけるの。


近くにあるベレンの塔はヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られた要塞だ。世界遺産。


リスボンでよくみられるマンションのタイル。


とにかく日差しが強い。とちゅう、木陰でビールと洒落込んでしまった。うはっ、うめー。


ビールを飲んで、小高い丘に登ると街が一望できた。こりゃー、きれいだ。青い空に白い壁と赤茶色の屋根のコントラストがいいっすね。


翌日、ロカ岬を目指した。こいつが結構遠いのだ。途中シントラという世界遺産の街にもちょっと寄ってみた。あの屋根の上の二つの突起はなんだ?


ここがロカ岬かー!やっとこさ、ユーラシア大陸横断か。感慨深いぜ。「ここに地終わり海始まる」はあまりに有名だ。


断崖絶壁っす。大西洋の向こうにあるアメリカに辿り着くのは、いつになるのやら。まだまだっすね。

2010/05/27

【スペイン】バルセロナ



ニースから列車を乗り継ぎ、一日がかりでバルセロナに来ました。
首都間のアクセスはよいのですが、地方都市間は直通が少ないので、この辺はヨーロッパの列車の不便なところかなと思います。

先を急ぐので一日しか観光しませんでしたが、こちらも既に夏の陽気です。
観光客も大勢来ていて、1件目のホステルも満室な程でした。

以下、ガウディ建築中心に紹介です。

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街をふらふら歩いていると、画材屋を見つけた。ほー、やはりスペインは芸術が盛んということかな。


天井から吊り下がっているのも、ショーケースに並べられているのも、全部ハムなのだ。是非とも試食したい。


こいつは、カサ・ミラというガウディの建築物。不思議な造形だ。


金属の彫刻部分。不用意に触ったら怪我するぜ。


そんでもって、相変わらず作成中のサグラダ・ファリミア。ほー、でかいね。「SOS」ってなんだろ。


天井部分。普通、ものを建てる時は、構造力学とかなんとか構造とかに則って設計するんだろうけど、こいつは柱が途中で3つに分かれちゃったりして、そういうのは考慮されていないような気がする。そういう発想が芸術として良いんだな。


聖堂内に重機がおかれていた。いつになったら作り終わるのだ。


外側も面白いのだが、建設中で全体像がよくわからんのだ。


キリスト像もガウディの手にかかれば、こうなってしまう。磔というかぶら下がっているみたいだ。


こいつが張本人のガウディだ。奇抜なことするなぁ。


スペインといえばパエリヤだ!海鮮のダシとレモンの爽やかさがたまらんぜ。

2010/05/25

【フランス】ニース





フランス屈指のリゾート地、ニースに行ってみました。

リゾート地に一人は結構寂しいもんがありますが、泊まったホステルに運よく日本人が2人もいて、さっそくビーチでビールという運びになりました。
話をしていて結構面白かったのが、2人とも「食」関連の業界の人だったことです。
1人はフランスでコックさんを、もう1人は日本で飲食業界にいて今回の旅行でフルーツなどの食材のネタを探しに来ていました。
しかも、2人とも独立指向で飲食関連で稼げないかなー、とビーチで話題にしていました。
また、フランスでのコック生活を聞いたり、久しぶりに日本人と話せて面白かったです。

お次はスペインです。

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ニースは暑いっす!残念なことにこのビーチ、砂ではなく玉石。しかも、遠浅ではなく直ぐに深くなる。波もないし、結構つまらないのだ。


噴水も水出しまくり。


夜は夜でライトアップされて盛り上がっている。


男3人でフランス料理を食べに行った。当初は1星のレストランを予約していたのだが、行ってみたら姉ちゃんが「予約なんかはいってねーよ」って。マジっすか?!いい加減だぜフランス。しょうがなく他の店に行ってみた。コックの彼が言うには、「こいつはあまり流行のフランス料理じゃないっすね。」とのこと。へー、そーなんだ。

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※安宿情報
ニースホステル - Les Camélias
3 Rue Spitalieri 06000 Nice

2010/05/23

【イタリア】ローマ



イタリア最後はローマです。

ローマもすごいです。
街の中に教会やら昔の建造物があり、おまけに遺跡やらコロッセオやら見所満載です。
特に夏になると、わんさか観光客が押し寄せるので、冬にゆっくりと見るほうがいいかもしれません。

イタリアに来てきになったのは、パキスタン人とバングラデシュ人の多さです。
簡単なバイト仕事に甘んじていますが、ホステルでも同様で掃除やらベッドのリメイクやらに借り出されていました。
「おっす、どこから来たんだ?」
「おお、バングラデシュだ。お前は?」
「ジャパン。俺、バングラ行ったことあるぜ。」
「マジかー!どこいったんだ。」
と嬉しそうに食いついてきます。
「ダッカとかコックスバザールだよ。それにしても、ダッカは空気悪いなぁ。」
「そうなんだ、渋滞もビッグ・プロブレムだよ。特にリキシャがなー。」
ってな感じで、バングラデシュ話に花が咲きます。
ホステルの受付は、大抵気合の入ってない感じのイタリア人ですが、下働きは南アジアの貧乏国家出身。
イタリア人の旅行者ってほとんど見かけないし、そんなに儲かってないないと思われます。
自分たちでやればいいのに、と思いますが、バングラ人達の働き口もなくなってしまう…この辺は難しいっすね。

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最初に攻めたとこは、バチカンだ!ここはサン・ピエトロ広場。中に入るのにえらい行列ができていた。


ここがサン・ピエトロ大聖堂。柱・壁・天井、すべてが豪奢で開いた口が塞がらんっすわ。


隣にある、バチカン博物館。


ここも、天井画と彫刻のオンパレードで非常に込んでいた。残念ながら、真打の「最後の審判」は撮影禁止じゃ。直接見に行ってくれい。


定番のスペイン広場。暑いし、この込みようには閉口したぞ。


トレヴィの泉。人が多くてぼさっと、眺めているほど長閑じゃなないのだ。


街の中に忽然と姿を現すコロッセオ。でけーじゃん。


中はこんな感じ。2000年近く前の建造物がよく残ってんなー。


最後に定番中の定番、真実の口。みんな口に手を突っ込んで、パシャリと写真を撮る、って感じで、クルクル回っていた。一人で口に手を突っ込んでもなー、ということで外から写真を撮るだけに留めておいた。いやー、イタリアは見所多いっすわ。


それにしても、イタリア落書き多すぎだぜ。車両全部がキャンパス化してるぞ。


地下鉄のドアの注意書き。頭・尻・股は挟まれないだろ。たぶん。